真央、３回転半３発でキム・ヨナを圧倒！

　フィギュアスケートの世界選手権は３月２１〜２７日に東京・国立代々木競技場で開催。世界一を決める舞台で昨年優勝の浅田真央（２０＝中京大）と、バンクーバー五輪金メダルのキム・ヨナ（２０＝韓国）が激突する。

　シーズン序盤の大不振から脱出した浅田は、昨年１２月の全日本選手権で２位に食い込んで代表入り。自国開催の大舞台へ向け「全日本で大きな山を越えることができた。全日本よりもいい演技ができるように頑張りたい」と気合を入れた。

　キム・ヨナは昨季まで師事したオーサー・コーチと決別し、昨年１０月にオペガード氏とコーチ契約を結んだ。今季はＧＰシリーズを欠場したが、世界選手権への意欲は強い。同い年のライバルとの直接対決について浅田は「今の時点では、入っているエレメンツをクリーンにやりたい気持ちが強い」と自然体を強調した。

　だが、バンクーバー五輪では２３・０６点の大差をつけられて銀メダルに終わっただけに、リベンジへの思いは強い。世界選手権連覇なら日本人初の偉業。トリプルアクセル３発でライバルを圧倒して金字塔を打ち立てるつもりだ。

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