暴力団排除条例案に期待 滋賀県警が意見公表
滋賀県警はこのほど、2011年8月の施行を予定している県暴力団排除条例案(仮称)に対するパブリックコメントの結果をまとめた。全18件の意見が寄せられ、「条例の効果に期待する」「早期に施行してほしい」など賛成意見が大半を占めた。
条例案は、▽小中高校や公園、図書館などの周囲200メートル以内での暴力団事務所の設置と運営の禁止▽暴力団事務所の増改築の禁止▽暴力団事務所となる不動産の譲渡や賃貸の禁止、などを盛り込んだ。違反者は1年以下の懲役または50万円以下の罰金とする罰則を定める。
パブリックコメントは今年10月から1カ月間、県警ホームページなどを通じて募集した。「条例の効果に期待する」という趣旨の賛成意見のほか、「県内の各市町とも連携を」「県民への周知を徹底して」などの要望が寄せられた。
県警は、県暴力団排除条例の施行にあわせ、県内の市町に同様の条例制定を呼びかけている。県警組織犯罪対策課は「条例を有効に運用し、警察と行政、県民が一体となって暴力団をなくすよう進めたい」としている。
パブリックコメントの結果は、県警のホームページで公開している。
【 2011年01月01日 23時05分 】
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