当サーバのバックアップポリシーについて

当サーバでは、バックアップの練習を兼ね、以下のポリシーで運用しております。

フルダンプ

フルダンプ(level 0)はサーバ構築時に行っておりますが、諸事情により、稼働中でも行う可能性があります。ただし、停止時間がそれなりに必要なため、事前に日記ページ上部にて予告を挿入しておきます(緊急時を除く)。

差分ダンプ

差分ダンプは、システムをそこそこ止める場合(1)と短時間しか止めない場合(2〜9)が存在します。

レベル1
毎月1、15日の午前4時に行います。実行の際には、シングルユーザモードに落としてから行うため、10〜30分ほどの停止が発生します。
レベル2〜9
(1、15日以外の)毎日行っております(午前4時)。実行の際には稼働中の外部向けサービスを一時的に停止しますが、1〜2分程度で復帰します。

技術情報(?)

フルダンプでは、完全にシステムをシングルユーザ(RunLevel 1)に落としてから、手動でバックアップ(スクリプトによる)を実行しております。有人による作業となっております。

レベル1ダンプでは、指定した日時において、自動的にシングルユーザ(RunLevel 1)に落ち、スクリプトによるバックアップを実行しております。終了後は、元のRunLevelに復帰します。よって無人モードです。

レベル2以降では、RunLevelを変更しておりません。無人モードで行われます。 稼働中のサービスを、sshなどメンテナンス上不可欠な部分を残して終了させます。 そして、LVMのスナップショットを作成してから、すぐに止めたサービスを全て再開させます。 その後でスクリプトによりバックアップを作成しております。このため、長時間の停止は不要となっております。

バックアップのレベルは、2〜9をハノイのアルゴリズムに近い形で行っております。

これは、増分バックアップによる日頃のイメージ総量の増加を抑えると共に、レストアの際に利用するイメージの数を(純粋な差分バックアップよりは)減らせるという効果を期待して行っております(例:lv6に戻すには、0→1→2→4→6で適用すればよい)。

バックアップ先は、USBで接続された外部HDDに行われております。 定期的にバックアップの棚卸試験を行い、正常にレストア作業が行われるのかをチェックしております。

バックアップは2週間維持するように調整しており、レベル1は念のため30日、レベル2〜9は14日経過すると削除されるようになっています。レベル0は手動による削除のみとしています。