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石破氏「自衛隊のあり方を変える」

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提供:BLOGOS編集部

石破氏「自衛隊のあり方を変える」

とにかく「集団的自衛権を認めなくてはならない」。


池田:あのー、石破さんの得意分野である外交防衛について言うと、皆さんから疑問があるのは、かつて自民党は憲法改正を党是にしていたわけですね。でー、最近はそれほど正面切って言い出さない印象があるんですけど、石破さん個人としてはどのようにお考えになってますか。

石破:自民党の党是は憲法改正です。冒頭の話でも出たように、私が一時期、自民党を離党して新生党に参加したのは、あのときは河野洋平さんが総裁でした。憲法改正を自民党から下げましたからね、「何でこんな党にいなきゃいかんのだ!」っていうので辞めました。単純だって言われるかもしれないけど、新生党が新進党になって一回だけ総選挙をやったことがあります。で、そのときに「公約」ってのが解散当日になって、バーンとファックスで送られてきた。で、そこに書いてあったのは「集団的自衛権、これを認めず」。

池田:ほぉおー。

石破:そこまで延々と新進党の中で、石破・岡田の大激論というのがありましてね。私が「手段的自衛権を行使するのは当然だ!」と言い、岡田さんが「そんな物は認められない」って言って。石破・岡田という理屈っぽい二人がやってるわけで、他の人は唖然としてそれを聞いてるみたいな半年間がありましたが、結局、その議論は集約されることなく、新進党の選挙公約は「集団的自衛権、この行使を認めず」とファックスで来て、私はそれを読んで「誰がこんな党から(選挙)に出るか」と。それで無所属で選挙やったんです」

池田:はははははは。

石破:私の考え方は非常にシンプルで、とにかく「集団的自衛権を認めなくてはならない」。「私が困ったら助けに来てね、あなた方が困っても知らないよ、っていう国が何で信頼されるんだ?」という。非常に簡単に言っちゃうと、そういう話でね。
で、自民党はそのことを正面から言ってこなかった。私は小泉内閣で防衛庁長官を2年務めて、それから福田内閣で防衛大臣になるまで3年空いているんです。で、その間に「集団的自衛権を行使するための法律はこういうものだ」「日米安全保障条約がこう変わるのだ」「自衛隊法はこう変わるのだ」ということを全部書きました。で、自民党内で2年かけて議論して、ペーパーにもまとめた。
でも、自民党は党議決定しなかったんですよね。「そんなことを言っちゃいかん!」っていう人が自民党の主流にいました。で、私は自民党のいけなかったことは2つあって、1つは「財政再建のために消費税を上げるんじゃない」(と言わなかった)ということ。だって、5%上げたくらいで財政再建できるほど生易しい状態じゃないんでね。「まず福祉目的に使います。借金はこれ以上、増やしません。消費税だけじゃなくて税制全体を改正することによって、若い世代に活力を」っていうね。そういう税制をきちんと言ってこなかった。「消費税上げます」と言った途端に殴られるから。もう一つは「集団的自衛権を認める」という憲法解釈の変更、このことを正面から訴えてこなかった。
この二つが一番いけなかったと思ってます。憲法改正というのは、衆議院も参議院も3分の2が賛成しないといけない。そんなこと自民党でも一度もなかったわけですけど……。そして国民投票にかけて2分の1ですよ。まず無理です。その前に解釈改憲でいい、ただ、「解釈を変えますよ」ってだけだと法的安定性がないので、法律をきちんと書くということで、私が政調会長になって今、このことをきちんと党内でコンセンサスをまとめて国民に問いたいと思っております」

池田:集団的自衛権についてですか?

石破:はい。

池田:それは自民党としてそういう物を出されるということですか?

石破:そこは自民党は独裁政党ではないので、参議院選挙のときは消費税10%と言ったほかに、「集団的自衛権を正面に据えた安全保障法を制定します」ということが公約でした。その後でしょ、尖閣の事件が起きて、(ロシアの)メドベージェフ大統領が北方領土を訪れて、あるいは北朝鮮の砲撃事件があったと。鳩山さんが「学べば学ぶほど」と言ったり、菅さんが「ごめんなさい」と言ったり……。私は鳩山さんっていう人を全然認めてないけども、唯一の功績はお茶の間に安全保障を持ち込んだことだと思っているんですよ。
安保外交っていうのは選挙のときに、なかなか受けない。下手すると「あいつ、戦争が好きなんじゃないか」と言われたりするわけですけどね、そのことをきちんと語ろうということで、私は私なりに3年前に石破私案というのをまとめました。自民党のホームページにも載っております。それから、自民党の議員にも大分入れ替わりがあるので、「これでいいですか?」というの問うた上で、党として決められれば、それを掲げて総選挙に望むべきだと思います。
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