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【格闘技】

長島☆自演乙が青木真也をKO

2011年1月1日 紙面から

◇Dynamite!!

2回、青木真也(左)をKOし歓喜の長島☆自演乙☆雄一郎

写真

▽31日▽さいたまスーパーアリーナ▽15試合

 まさかまさかの結末が、観衆を震え上がらせた。キックボクサーでK−1を主戦場とするアキバ系コスプレファイターの長島☆自演乙☆雄一郎(26)が、“武闘派”のDREAMライト級王者・青木真也(27)を失神させてKO勝ち。互いに得意とする分野が違うとあって、双方のルールをミックスさせた文字通りの異種格闘技戦となったが、長島が勝負を決めたのは、青木の専門である総合ルールだった。まるで01年のミルコ・クロコップ−藤田和之戦を見るようなシーンに、場内は騒然となった。

 誰がこんな結末を予想したか。K−170キロ級日本王者のコスプレファイター、長島が、DREAMライト級王者の青木とミックスルールで対戦。長島は絶対的に不利となる総合ルールの2回開始4秒、青木を膝げりと鉄つい4発で失神させてしまった。

 長島は1回、専門とするキックルールにもかかわらず、総合用の慣れないオープンフィンガーグローブとあってか空振り連発。青木はクリンチ、つかみ、首相撲、さらにプロレスのドロップキックで時間稼ぎ。長島は3分で仕留め切れず、万事休すとなるはずだった。青木は寝技に絶対の自信を持つだけに、もはや長島はまな板のコイ、ヘビににらまれたカエル、介錯(かいしゃく)を待つだけ−と誰もが思ったはず。ところが、青木のタックルにカウンターで膝を合わせ、倒れた相手にパンチ4発でトドメを刺してしまった。

 マイクを手にした長島は「魔裟斗さん、やっぱり、K−1は最強です!」とリングサイドで解説をしていたK−170キロ級元世界王者の魔裟斗に語りかけ、「K−1をなめんな!」と大絶叫。2011年は長島がDREAM勢に狙われる立場になるかもしれない。 (竹下陽二)

 

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