元横浜・古木、傷だらけの０―３判定負け…Ｄｙｎａｍｉｔｅ！！

１回を終え、流血した古木

　◆Ｄｙｎａｍｉｔｅ！！　○アンディ・オロゴン（判定　３―０）古木克明●（３１日・さいたまスーパーアリーナ）　デビュー戦となった元プロ野球選手の古木克明（３０）＝ＳＭＡＳＨ＝は黒星を喫した。

　衝撃に顔がゆがんだ。これが本物のパンチなのか。１回。オロゴンの強烈な右ストレートを鼻に受けた古木は、たまらず尻もちをついた。３回にも右ストレートを浴びて、左まゆの上下をカット。「これだけの傷で終わってよかった」と腫らした顔で苦笑した。

　ようやく巡ってきたデビュー戦。オロゴンの強打にもひるまず、前へ出て打撃戦を挑んだ。２回にはアームロック、三角締めを繰り出し、連日、６～８時間こなした練習の成果は披露。それでも「足りないところはたくさんある。経験しなくちゃいけない」と唇をかんだ。

　リングサイドでは友人で俳優の高岡蒼輔（２８）が夫人の女優・宮崎あおい（２５）とともに観戦。「よかったなと言ってくれました」と感謝した。今後については「１月はゆっくり休んで考えたい。ファンがやめた方がいいと言ったら考えますよ」。古木にとって、現実を思い知らされたデビュー戦となった。