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【石原知事対談】「この国の行方」 日本で暮らす外国人の疑問に答える (1/4ページ)
このニュースのトピックス:東京都政
平成22年は高齢者の不明問題や児童虐待など「家族観」が問われる1年でもあった。絆(きずな)の崩壊が叫ばれる中で、新年はどのような年になるのか。東京都の石原慎太郎知事は日本で長く暮らす外国人と「この国の行方」をテーマに対談し、数々の疑問に答えた。出席者は米国籍で翻訳業、川嶋ロイスさん(65)▽中国出身で東京都足立区外国人生活相談員、柳啓華(りゅう・けいか)さん(59)▽韓国籍で韓国広場社長、金根煕(キム・クンヒ)さん(54)だ。(進行・社会部編集委員 石元悠生)
−−昨年は高齢者の所在が分からなくなる事態が相次ぎました
川嶋「信じがたいです。役所の記録の管理が悪いのではありませんか」
知事「いや、家族の問題です。おじいちゃんが30年前に死んでいるのに年金をもらうためにお父さん、孫がそれを隠して、ミイラになるまで置いておいた。私は平和の毒といっています。日本人は緊張感なしに生きてきて、なんでもアメリカに頼って自分で平和を守る努力をしてきませんでした。家族愛もありますが日本は我欲ですね。物が欲しい、お金が欲しい、それと性欲です。情けなくなりました」
−−日本の道徳教育に問題はありませんか
川嶋「教育全体では難しい。英語教育では英語の先生が英語を話せない。分からないのにどうやって教えるのか疑問を持ちます。日本人は英語にこだわり過ぎで、他の外国語も教えるべきだと思います」