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 平成23年2月に導入されるICカード形乗車券「マナカ」について紹介します.

manaca(マナカ)

 現在利用されている磁気カード型乗車券「ユリカ」の後継として,非接触式ICカード型乗車券の開発が進んでいます.
 供用開始は,地下鉄桜通線徳重延伸開業前の平成23年2月11日(金・祝)の予定です.

 ICカードの種類と機能

 カード名称は「manaca(マナカ)」で,名鉄グループも同様の名称のカードを同時に発売します.
 事前に料金を徴収してカードに金額を記憶し,その金額の範囲内で利用可能なプリペイド方式のカードです.

 
機 能 定期券機能なし 定期券機能付き 大人券 小児券
記名式 ・記名人のみ使用可
・再発行が可能
・記名人のみ使用可
(持参人方式の定期券部分は持参人も使用可)
・再発行が可能
無記名式 ・持参人が使用可
・再発行は不可能
発行なし ×

 カードには個人情報を記録する記名式と,非記名式があります.定期券機能や小児券は記名式のみの機能です.

 

 導入事業者
 
 
発行会社 (株)名古屋交通開発機構 (株)エムアイシー
利用会社 名古屋市交通局
(市バス・地下鉄)
名古屋鉄道
名古屋臨海高速鉄道
(あおなみ線)
名鉄バス
名古屋ガイドウェイバス
(ゆとりーとライン)
豊橋鉄道
(市内線・渥美線)

 ICカードの発行・運営主体は交通局の外郭団体である「名古屋交通開発機構」と,名鉄が設立した子会社「エムアイシー(旧名鉄ICカード)」の2社が担います.
 それぞれ市バス・地下鉄のほか,あおなみ線や名鉄電車,名鉄バスでも使用することができます.

 

 スケジュール

 サービスインは,地下鉄桜通線徳重延伸開業前の平成23年2月11日(金・祝)の予定です.
 同時に電子マネーとしての機能も使用できます.
 翌年からはSuicaやToicaとの相互利用開始も予定されています.

 
実施時期 交通乗車券 電子マネー
平成23年2月11日 上記6事業者にて利用開始 上記6事業者の構内店舗,自販機にて利用開始
サークルK,サンクス利用開始
平成24年 春 JR東海「TOICA」相互利用  
平成25年 春 JR東日本「Suica」相互利用 「TOICA」「Suica」加盟店と相互利用

 

名古屋市交通局におけるマナカ制度

 現行の磁気乗車券とICカードの機能

 ICカードの機能は,現在の磁気式乗車券である「ユリカ」や定期券に準じたものとなり,これらに取って代わってゆきます.
 ICカード化が困難な普通乗車券や一日乗車券はこれまで通りの磁気券として残ります.
 その他に,他事業者でも行っている電子マネーサービスもサービス開始当初から実施されます.

 
現在の乗車券 平成23年2月以降
普通券 普通券(磁気券のまま)
定期券 ICカード


大人用バス・地下鉄共通
大人用バス昼間割引
大人用地下鉄昼間割引
小児用バス・地下鉄共通 ICカード(小児用)
敬老パス(磁気カード) 敬老パス
(磁気カードそのまま/H24よりIC化)
一日乗車券(磁気カード) 一日乗車券(磁気カードそのまま)
地下鉄一区特別きっぷ(磁気カード) 廃 止

 新しいICカード1枚で,従来の4券種(定期券,各種ユリカ)の機能を持ちます.
 現在健康福祉局が発行している敬老パスなども,順次IC化される予定です.

 
実施時期 IC化される券
平成24年9月 敬老パス
平成25年4月 福祉特別乗車券(身体・知的障害者)
平成25年7月 福祉特別乗車券(精神障害者)

 

 マイレージポイント機能

 このカードの最大の特徴として「マイレージポイント制度」が導入されることです.
 マイレージはひと月間ごとにストアードフェアの利用金額に応じて10〜13%のポイントが付与される仕組みです.例えばひと月に5,000円分乗車すると12%分の600ポイントが付与され,600ポイント=600円分が翌月に自動的にカードに蓄積されます.
 また,平日昼間や土日では,付与率が地下鉄20%,市バス30%になるなど,現在のユリカカードのプレムアム分に対応しています.
 ICカード化によって,これらカードを使い分けることなく,曜日や時間帯によって最も有利なポイントが付くようになります.

 【通常ポイント】

 上の図は,平日の朝夕にストアードフェア使用した場合に付与される通常ポイント数を表したものです.
 ポイントはひと月合計2,000円以上の利用で10%が付与され,5,000円以上では12%になります.これらは従来のユリカのプレムアムに相当する金額です.
 合計額が10,000円を超えるとポイント付与率は12.5%となり,ユリカのプレミアム以上の金額が還元されることになります.
 このように利用すればするほど,お得になってゆく仕組みです.ただしひと月2000円未満の利用では,ポイントは一切貯まりません.

 

 【昼間ポイント】

 
利 用 大人用 小児用 ポイント付与率
バ ス 2,000円以上 1,000円以上 30%
地下鉄 2,000円以上 1,000円以上 20%

 昼間ポイントの付与率は一律です.条件に該当するひと月の合計利用金額が2,000円以上の場合のみ適用されます.
 バスの付与率は30%となっており,これは現在の昼間バスカードのプレミアム率40%より大きく減っています.主に昼間バスカードを使用する人にとっては,還元額が減少することになります.
 地下鉄の付与率は20%となっており,これは現在の昼間地下鉄カードのプレミアム率と同じです.

 

 【ポイント計算方法】

 マイレージポイントはひと月ごとに計算されます.
 はじめに昼間ポイントの計算を行います.
 市バス,地下鉄それぞれ別に昼間利用金額が2,000以上の場合,1,000円単位で昼間ポイントの付与率が適用されます.

 次に通常ポイントの計算を行います.
 昼間ポイント計算において適用外となった端数と,朝夕の利用金額を合算します.
 この合算金額が2,000以上の場合,1,000円単位で通常ポイントの付与率が適用されます.

 最後に昼間ポイント分と通常ポイント分を合算します.

 ポイント制度@まるはち交通センター

 

 【乗継割引制度】

 共通ユリカにおいて適用されてきた,市バスと市バス,市バスと地下鉄などを90分以内に乗り継ぐと80円割引(小児は40円割引)となる「乗継割引制度」はマナカにも引き継がれます.
 また,従来は対応していなかった昼間ポイント(昼間割引)にも適用されます.
 ただし乗継ぎ後の乗継割引と昼間ポイントの併用はできません.

ポイント制度@まるはち交通センター

 

 


▲市バスでの利用例(イメージ)

▲6月より掲示されたポスター

 これら以外にも,情報が入りましたら随時更新してゆきます.

 

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