2010年12月31日18時48分
日航社員最後の日にビラ配りをする社員ら=12月31日午後、東京・羽田空港
会社更生手続き中の日本航空(JAL)から31日付で解雇通告を受けた客室乗務員が所属する日本航空キャビンクルーユニオンのメンバーらが、日本航空の社員として最後の日を迎えたこの日、東京・羽田空港のJAL発着ロビー出口付近で、「大みそかにクビ切り!」「整理解雇撤回を求めています」と書かれたビラを利用客に配った。
この日の解雇対象者はパイロットらも含め165人。撤回されない限り、1月に集団訴訟を起こす方針だ。同ユニオンの内田妙子執行委員長は「これまで撤回させられなかったのは悔しいが、あきらめない。皆さんのご支援をぜひ頂きたい」と語り、現時点で120人以上が訴訟の原告団になるとの見通しを語った。ビラ配りは年明けにも行う予定だ。