大みそかの「第61回NHK紅白歌合戦」が31日午後7時半から東京・渋谷のNHKホールで行われ、紅白合わせて44組が出場した。
年越しライブ場所のパシフィコ横浜から中継で出演した歌手で俳優、福山雅治(41)は、紅白史上初の“生断髪式”を行った。
昨年のNHK大河ドラマ「龍馬伝」の坂本龍馬役のため自身の髪を伸ばし、撮影終了後も伸ばしたままだった。
中継で登場した福山に嵐の松本潤(27)が「ゲストに斬られると聞いているんですけど…」と話しかけると、「暗殺されるわけじゃないんです。1年付き合ってきた龍馬にお別れしようと、断髪式を行いたいと思います」と仰天宣言。ゲストとして「龍馬伝」で岩崎弥太郎を演じナレーションも務めた香川照之(45)が駆けつけた。
香川は「本当は切りたくないけど、光栄な役目なので」と言いながら、紅白のリボンを付けたはさみで福山の後ろ髪を約20センチ、ザックリ。会場からは「キャー」と残念がる悲鳴も飛んでいた。
福山は「やっぱり寂しいものですね…。(龍馬伝が)終わっちゃったなという感じ」と話し、1年間共演した“相棒”香川とガッチリ抱擁。「1年間お疲れ様でした」との声を浴びながら「道標」を歌い上げていた。