高木マニア堂
何となく思いついたこと、目についたことをツラツラと…。
283:今こそ神奈川県民に「行くぞ大洋」
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<2010年10月=東スポ携帯サイトより>
今、TBSによる横浜ベイスターズ売却問題で横浜市…いや神奈川県全体が揺れている。
売却先次第では、ベイスターズが横浜の地を離れるという可能性が高い。
ベイスターズは前身の大洋ホエールズが昭和30(1955年)に川崎をフランチャイズにして以降、昭和53(1978)年の横浜移転を経て、ずっと当たり前のように神奈川県内に本拠地を置き続けてきた球団である。
それが離脱のピンチとあって横浜市内は騒然。普段、横浜スタジアムに足を運んではいないであろう人たちまで、にわかに「ベイスターズ愛」を訴え始めているという状態だ。
東京(巨人、ヤクルト)はともかく、千葉(ロッテ)や埼玉(西武)にすら球団が存在するというのに、神奈川県にないというのは納得できん、という心境も働いているハズだ。
2002年。筆頭株主がマルハからTBSに変わった時、チーム名どころかユニホームのデザインすらも、ほとんど変更がなかった。
そのため、世間的には今回の騒動で改めて、TBSがベイスターズの株主であることを知った人も多かった。TBSによるスポーツ団体運営は、あのストロング小林やラッシャー木村の国際プロレス以来だというから何ともかんとも…。
そんなベイスターズというか大洋ホエールズが横浜に移転してきた昭和53(1978)年に完成した球団歌が「行くぞ大洋」(歌・三鷹淳とチャッピーズ)だった。
「♪行くぞ大洋~行くぞ大洋~勝負の世界 GOGOGOGO」で、始まるこの球団歌。
歌っている三鷹淳が巨人軍の応援歌「闘魂こめて」を歌っている人というは、ひとまず置いといて、高揚感バッチリのイントロ、そして「泥にまみれて滑り込む」だ「流す涙は男の血潮」だと、勇ましすぎる歌詞がステキな名曲だ。
完成当初から昭和60年代まで、地元UHF局・テレビ神奈川(tvk)で、CMやら野球中継の番宣やら応援番組で、もう嫌になるほどガンガン流されていたので、現在のベイスターズ球団歌「熱き星たちよ」などに比べても、今
も30~50代の神奈川県民には、異常なまでの認知度を誇る。
今こそ全神奈川県民に向けて、眠れる「ベイスターズ愛」の覚醒をアジテーションすべき時。tvkは、ホエールズ時代からの歴史の重みを感じさせる名曲「行くぞ大洋」を再びガンガンと流しまくるべきだ。
…なんて思いきや、tvkでは、この10月4日から、月曜~金曜日の帯番組、しかもテレビ局にとって最も大事な時間帯である午後7~8時に「巨人の星」の再放送をスタートさせてしまったのだ。 2010年の現在、ゴールデンタイムで堂々と「巨人の星」を放送する意気込みやヨシ。だが、何ともバッドタイミ
ング!
ライバル・左門豊作(熊本農林高校)が入団するまで、特に大洋の出番もないしな…。
プロフィル
高木圭介のプロフィル
昭和44(1969)年6月4日、神奈川県川崎市生まれ。かつてジャイアント馬場さんも暮らした新丸子の街
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