布美枝（松下奈緒）と茂（向井理）のもとを、境港に住む絹代（竹下景子）と修平（風間杜夫）が訪ねてくる。修平の書く小説を東京で出版する話があるというのだが、絹代はその怪しげな話を信じようとしない。大手出版社・雄玄社の漫画雑誌「週刊少年ランド」の編集部では、若手編集者の豊川（眞島秀和）が茂の漫画に着目していた。はるこ（南明奈）が何かにあせっている様子を布美枝は気がかりに思う。漫画家として芽が出なければ郷里に帰るという約束を実家の親と交わしているはるこには、その約束の期限が迫りつつあったのだ。両親が境港に帰っていったあと、はるこは漫画家をあきらめて実家に戻ることを茂と布美枝に知らせに来る。雄玄社の豊川が村井家を訪ね、「週刊少年ランド」への宇宙ものの漫画を茂に依頼するが、茂はそれを断ってしまう。宇宙ものが苦手だから、というのがその理由だった、茂は自分が本当に自信をもって描くことのできるジャンルの漫画で勝負すべきだと言い、必ずもういちどチャンスがくるという確信を布美枝に告げる。そしてある日･･･。