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【プロ野球】

”沢村世代”になれ! 巨人原監督が指令

2010年12月31日 紙面から

 佑ちゃんに勝て! 巨人の原辰徳監督(52)が30日、ドラフト1位の中大・沢村拓一投手(22)に世代トップ指令を出した。来季は日本ハム・斎藤や西武・大石ら即戦力投手が大挙して加入する。「彼(沢村)には、その中で先頭を切って突っ走ってもらいたい」と力を込めた。

 言葉の端々に期待の大きさがちりばめられていた。157キロの剛球右腕。「彼はウチの課題だった先発を担ってくれる投手。(沢村入団は)今年最大のビッグニュース」と原監督は言う。今年はリーグ4連覇を逃し、日本一も奪われ、悔しさに満ちたシーズンだったが、その感情を逆転させてくれたのが、ドラフト会議で一本釣りに成功した待望の本格派・沢村だった。

 今秋、巨人OB会で顔を合わせた中大・高橋監督からは「まだまだ伸びしろがある」と心強い言葉を贈られた。佐野日大3年の夏にエースをはく奪された経験を持つ雑草。斎藤ら早大トリオと比較すれば、華々しさでは劣るが、斎藤らへのライバル心は人一倍強い。

 これからの切磋琢磨(せっさたくま)が、未完成の沢村を大投手に押し上げるはず。原監督が期待するのもそこ。磨きをかけられた原石はキラキラと輝く“Gの宝”となる。その時、「ハンカチ世代」は「沢村世代」に変わる。 (井上学)

 

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