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弘道会系事務所を捜索 大相撲野球賭博で「胴元」の疑い

2010.12.31 02:00

 大相撲の野球賭博事件で、力士らを顧客とする賭博に胴元として関わった疑いがあるとして、警視庁組織犯罪対策3課が賭博開帳図利の疑いで、指定暴力団山口組弘道会の傘下団体だった組事務所を家宅捜索していたことが30日、関係者への取材で分かった。元琴光喜関(元大関)らの仲介役だったとされる元力士(35)が同課の任意聴取に「(この組の)組長が胴元だった」と供述しており、同課は賭博システムの実態解明に向け、慎重に裏付け捜査を進めている。

 関係者によると、元力士は大学卒業後の平成10年に阿武松部屋に入門。現役時代の12年ごろ、飲食店で組長に声をかけられたことを機に野球賭博を始めた。組長は当初、客として元力士を誘い込んだとみられる。

 その後、元力士は同じ部屋に所属していた床山らを勧誘。18年に引退して以降は、床山を通じて元琴光喜関や元大嶽親方(元関脇)ら他の部屋に所属する力士らも仲介するようになり、角界への野球賭博が広がっていったとされる。

 同課の任意聴取に対し、元力士は「野球賭博の胴元として組長が関与していたが、亡くなった」などと供述。同課はこの供述を裏付けるため、大阪府内の組事務所など関係先を家宅捜索した。だが、組長は21年に病死しており、間もなく組が解散したため、捜索時に組事務所としての活動実態はなかったという。

 一方、仲介役とされる元力士は、組長の死亡前後も賭け金を募るなどしていたとみられ、同課はこの仲介役も野球賭博を運営していた可能性があるとみている。

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