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東京国際アニメフェア、ボイコット出版社が同日イベント

2010年12月28日20時40分

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 過激な性描写を含む漫画などを販売規制する東京都青少年健全育成条例改正に反対し、出版社など8社は28日、石原慎太郎都知事が実行委員長を務める「東京国際アニメフェア」の開催日と同じ日に「アニメコンテンツエキスポ」を開催すると発表した。

 東京国際アニメフェアは来年3月24〜27日、東京ビッグサイトで開催するアニメの展示・販売イベント。都条例に反対する講談社など漫画出版10社が「参加を断固拒否する」との声明を出していた。

 「アニメコンテンツエキスポ」は10社に名を連ねる角川書店のほか、キングレコードやメディアファクトリーなどが開催に向けた準備委員会を設立。東京国際アニメフェアと同じ開催日の3月26、27両日、千葉県の幕張メッセで同様のイベントを開く。

 準備委員会によると、メディアファクトリーに権利がある人気アニメ「ポケットモンスター」や、角川書店が小説を刊行する「涼宮ハルヒ」シリーズなどのコンテンツが出展される見通しという。

 準備委員会は「東京国際アニメフェアに対抗するわけではない。楽しみにしていたファンのために、新作情報が出そろう時期に発表の場を設けたかった」とし、今後は、出展企業数を増やしたいという。

 東京都産業労働局の担当者は「新たなイベントの内容がはっきりしないため、アニメフェアへの影響はわからない。都は実行委員会の一員として、フェア開催の準備を予定通り進めたい」と話した。(高津祐典)

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