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[社会]性的暴行の後、『猫かぶりだと思った』・・・歪んだ男性優越主義
[性的暴行に蝕まれた大韓民国②]韓国が強姦王国になった理由は?
2010年3月18日12時30分6秒
韓国 news.hankooki.com hankooki.com 韓国日報
二ュースソース:大韓民国中心言論CBSニュース
CBS社会部 チョ・ウンジョン キム・ヒョウン チェ・インス記者
http://news.hankooki.com/lpage/society/201003/h2010031812300521980.htm
※日本語機械訳意訳 ※URLリンクはコピペして下さい
キム・ギルテ事件で、強姦をはじめとした性的暴行犯罪の残酷さが改めて耳目を集めている。
事実、我が国では性的暴行犯罪が毎年増加しているだけでなく、
海外と比較しても群を抜いて高い数値を見せている。
性的暴行犯罪の場合、歪んだ性文化と軽い処罰によって、日常生活において頻繁に発生しており特に深刻だ。
ますます深刻になっている性的暴行犯罪の実態と原因、回避策を、CBSは3回にかけて模索する。
[編集者 注]
画像
http://photo.hankooki.com/newsphoto/2010/03/18/jusu1230201003181230010.jpg
▲性的暴行被害者調査室。(資料写真)
40代の大学教授のA氏は、大学院生の教え子の女性を強姦した。
学校側は、A氏が相談所で加害者向けプログラムを受けるように措置したが、
彼はそれほど悔いるそぶりをみせなかった。
むしろ、「猫かぶりだと思った」とし、疑惑自体を否認した。
周辺には、『運がなかった』と騒ぎ立てた。
性的犯罪者としばしば接する警察や相談所関係者によれば、
加害者たちから明確な罪の意識を探しだすのは難しいという。
韓国性暴行相談所の相談員イ・オジンさんは、
『恋人や夫人など、顔見知りの人に性的暴行を加える、いわゆる「デート強姦犯」たちは、「運が悪かった」と、
むしろ悔しがるのがほとんどだ』と伝えた。
相談所において、1:1のプログラムを受けた加害者たちが、最もたくさん口にする言葉は、
『嫌がるそぶりをみせるものだと思った』、『猫かぶりだと思った』、『大きな抵抗はなかった』、などだ。
男性の罪の意識がこのように鈍くなっているのは、まさに歪んだ男性優越主義のためだ。
男性たちの潜在意識には、女性を所有物や争奪の対象程度に考える心理が強く、
女性たちの拒否と反抗を、「猫かぶり」程度に考えているということだ。
男女間の垂直的な権力関係からも、原因を探ってみよう。
韓国性的暴行相談所の活動家イ・オジンさんは、
『教え子をレイプする教授、部下の職員を襲う上司のように、
立場的に上にいる者が性的暴行に及ぶケースも多い』と指摘した。
ソウルのある警察署の刑事によると、
『顔見知りの間に発生した性的犯罪の場合、
簡単に疑惑を認めながらも、罪悪感を感じない場合が多い』ということだ。
2009年の犯罪白書によれば、去る2008年の強姦事件の被害者13,000件中、
知人による「デート強姦」は2,400件で、全体の18%に達した。
また、見ず知らずの他人をレイプしている場合はどうだろうか?
ソウル地方警察庁所属のある幹部は、韓国の発達したインターネット環境に答えを求めた。
彼は、『オンライン上にあふれる猥褻物が、未成熟なインターネットユーザーの性的衝動を刺激したり、
模倣行動をそそのかしているなど、潜在的な性的暴行犯罪者を量産する役割をしている』と指摘した。
また、他の刑事は、
『売春をはじめとした、発達したエンターテイメントが、レイプ犯の増加と関係しているようだ』と分析した。
これと共に、ますます競争が熾烈になり、
敗北感を感じた男性が、弱者の女性を性的暴行という代替行為を行うことにより、
女性を支配したかのような感覚を得て、自身の劣等感を解消するためだとの分析もある。
◇沈黙する女性たち、凶悪犯罪量産の他の要因
曖昧な物差しを突きつける法の規定も、性犯罪を量産するのに一役買っている。
恋人から殴られて強姦された20代の女性のB氏は、
悩んだ末に告訴を決心したが、しばらくして後悔した。
警察の調査でB氏は、
『恋人関係なのにレイプなのか?』と追及する警察官たちの態度に、もう一度傷を受けなければならなかった。
『なぜもっと抵抗しようとしなかったのか?』という侮辱的な質問も続けてあった。
紆余曲折の末、加害者は強姦罪と傷害罪で不拘束立件されたが、
検察で、「そもそも強姦は無嫌疑だ」との結論が出た。
暴行や脅迫をした証拠が不充分だという理由であった。
現行法によれば、強姦罪は「暴行、または脅迫を手段として婦女を姦淫する罪」と明示されている。
しかし、法律上、「暴行や脅迫」を消極的に解釈した場合に問題になる。
実際に女性が恐怖感に包まれて反抗できない場合にも、
「暴行や脅迫がなかった」という理由で、強姦罪を適用できないケースがたびたび発生している。
特に、「デート強姦」の場合には、暴行や脅迫を証明しにくく、最初から申告を敬遠する女性たちが多い。
警察や検察による調査の過程で受けることになる侮辱と傷のため、口を閉じることになるとのことだ。
問題は、このような日常の中の「デート強姦」や「近親強姦」から歯止めが掛からなくなり、
凶悪犯罪に繋がる可能性があるということだ。
連続殺人犯ユ・ヨンチョルのケースでは、夫人から離婚を求められたことを契機に、
社会に対する反感や、夫人に対する復讐心が大きくなり、
本格的な性的暴行や殺人に至ったと述べた、このような例もある。
警察隊犯罪心理学教授のピョ・チャンウォン氏は、
『強姦そのものが、すでに他人の人格や尊厳を認めないことだ』としながら、
『そのために、いつでも制御の外にある他人にも犯罪心理を拡張することができる』と説明した。
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