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原監督厳命!沢村よ、佑ちゃんに勝て

 沢村に同世代の“斎藤超え”を要望した原監督
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 沢村に同世代の“斎藤超え”を要望した原監督

 巨人の原辰徳監督(52)が30日、ドラフト1位の沢村拓一投手(22)=中大=に“佑ちゃん超え”を厳命した。今オフの話題では、日本ハムに入団した斎藤佑樹投手(22)=早大=に“完敗”している沢村。指揮官は佑ちゃんで盛り上がる現状を歓迎しながらも、来季は沢村が実力、人気の両面で逆転するよう願った。

  ◇  ◇

 高校、大学で人気を博し、鳴り物入りで日本ハムに入団した斎藤。他球団の選手だが、自分も高校、大学でアイドル的存在だった原監督も注目している。

 「(斎藤の存在は)いいことでしょう。いきのいい選手たちがプロの門をくぐったのは、野球界にとって本当に楽しみな材料になって、いいことだと思う」

 一方、本格派右腕として大学球界では有名だった沢村だが、ドラフト後はメディアに露出しまくる斎藤に対して地味な存在なのは否めない。ただプロの世界は実力勝負。今ドラフトで指名された大学生は西武に入団した大石を含め黄金世代といわれているが、「彼(沢村)もその中で先頭を突っ走ってもらいたい」と人気、実力で斎藤らを圧倒するよう要望した。

 一見、不可能な要望のようだが、過去に似たような例はある。98年のドラフトで、甲子園で春夏連覇した松坂と同時期に、巨人に入団したのが上原。沢村と同じく大学では有名でもその名は全国区ではなかった。しかし1年目から巨人のエースの座をつかみ、20勝を挙げて新人王と沢村賞を受賞。実力に加え、人気でも松坂に引けを取らない存在となった。

 沢村も力を発揮すれば、巨人の投手陣でローテの一角を担える素材。結果を出せば、注目度も上がるはず。来季沢村が上原並みの成績を挙げれば人気、実力とも“佑ちゃん超え”を果たせるかもしれない。

(2010年12月30日)

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