中華ステルス戦闘機の鮮明画像をキャッチ!
久々のミリタリーネタです。
新防衛大綱についてのブログを書こうかと思っていましたが、本日、最新画像を入手しましたので、アップします。
その画像とは、中国が開発中のステルス戦闘機です↓
http://alert5.com/2010/12/29/clear-shots-of-xxj/
ぼけた画像はしばらく前から流れていましたが、ここまで鮮明なものは初ですね。
さて、素人ながらのインプレッションですが、やっぱり中国・・・といった印象です。
まず機首周りにかけては、F22のぱくりデザイン。
ウエポン類は機体中心部への機内搭載タイプのようですので、それに合わせているため機体が異常にデカくなっています。
インテークの開口部面積が小さいので、エンジン出力はF22にほど遠いでしょう。
主翼面積も、垂直尾翼の面積も小さいので、機動性はカナードに頼っている印象です。
ハッキリ言って、なんちゃってステルス戦闘機ですね。
当然、強力なレーダーやら相互リンクしたシステムなど皆無なのは間違い無し。
まだ、Pakfaのほうが、ロシアの持つ技術をフルに使っているだけ、だいぶましでしょうか。
もっとステルスの意味を理解してから作ったらよいものの、やはり、形さえ似ていれば何とかなる、といった発想があるから、こんなモノを作る中国人。
まあ、でもあまり油断はできませんがね。
で、これらニュースはTVでは流れません。
中国様への配慮でしょうか。
これが刺激となって、国産ステルス戦闘機の開発に予算アップといってほしいのですが、夢のまた夢でしょう。
情けない、我が国です。
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コメント
まず画像が本物かどうかの検証が必要です。
全般的な印象としましては、F-22に確かに似ています。これは模倣と言うよりも、要求が似ているので結果として類似した形状となったと言えるでしょう。高機動を維持しつつ、RCSを低減せんとすれば結果として似通った形状になると思われます。
カナードはステルス性に大きく干渉します。
世界各国が最先端技術の工場を中国に作るなかで、中国がそれを軍事に転用しないというのは甘い考えです。データリンクも考慮されている可能性はあります。相手を侮るのは軍事では非常に危険です。彼我の能力は同等という前提で、自分が彼であればどうするかを想定し、あくまで客観的に分析する必要があります。
中国に対する配慮と言いますよりも、日本が軍事に無関心だからでしょう。
投稿: アシナガバチ | 2010年12月30日 (木) 22時43分
>アシナガバチ さん
まだ飛んでいない中華ステルスですが、あまりにも雑な出来具合の実験機と思いませんか。
とりあえず作ってみました、という印象です。
フライトに関するソフトウエアのレベルは低いでしょう。
カナードに頼っているところもありますが、なにしろ、電波反射の影響が大きいベントラルフィンを付けている点が大きいかと。
水平方向の安定性を、ベントラルフィンに頼っているようでは・・・
こういったステルス性に配慮出来ない細かい部分の処理の甘さが見受けられるうちは、まだ、大丈夫というのが私の評価ですね。
ただし、我が国が何もしなければ、先を行かれてしまいます。
「心神」計画の推進にもっと予算をかけ、F15の後継機となるF3の開発につなげて欲しいものです。
とくにエンジンに予算を。
IHIなどは、金さえあれば、F110程度は作れると言っていますので。
投稿: bobby | 2010年12月31日 (金) 01時16分
しかし第五世代戦闘機開発では中露に先を越されてしまいましたね・・・。
Defence Newsでも記事がありました。
http://www.defensenews.com/story.php?i=5341327&c=ASI&s=TOP
この写真は米国ワシントンの軍事アナリストのリチャード・フィッシャー氏によりますと本物と思われるとのことです。
"the real deal," said Richard Fisher, an Asia military affairs analyst at the Washington-based International Assessment and Strategy Center.
分析によりますとAESAレーダーを搭載しているのではないかとのこと。
shaped nose consistent with the use of an active electronically scanned array (AESA) radar.
エンジンはT-50やSu-35プロトタイプにも使用されているSaturn 117S (AL-41F1A)かShenyang WS-10 or WS-15の可能性があるとのことです。
日本も対策を急ぐ必要がありそうですね。
投稿: アシナガバチ | 2010年12月31日 (金) 18時58分