2008年09月07日(日) 09時18分39秒

TGCについての感想とゼイヴェルという21世紀最強のベンチャー企業について

テーマ:2005年12月~2010年10月まで


昨日東京ガールズコレクション行ってきましたが、


やはり


感動しました



アパレルの良さ、すごさを再確認。


石原都知事も登場して、3年間TGCに資金提供していることを伝えていました。


東京のファッションを世界に発信することが目的らしいです。


今回で7回目を迎えるという東京GIRLS COLLECTION


政府、芸能人、出版社、化粧品会社、飲料メーカー、アパレル、IT、ありとあらゆる業界を巻き込み、世の女性を魅了し、エコやチャリティーオークションを通じた社会貢献までも実施。


すべてのハブの役割をしていると感じました。


これほどまでに社会的価値の高いイベントを突如21世紀に誕生させたのが


ゼイヴェルというベンチャー企業


気になりすぎて徹底的に調べちゃいました。


1999年11月創業


非上場にして現在はグループ売上高250億円以上あると聞きますが、その土台を形成したのが、言わずとしれた


girlswlker.comです。


広告宣伝費ゼロで徹底したクチコミのみで総読者数2660万人を超える読者の獲得。


この企業、私が昨日のブログで書きたかった21世紀に勝てる企業の要素をほとんど持っているとTGCを見ていて感じました。


広告宣伝費0


クチコミのみ


これってすごくないですか?ものすごくないですか?


これだけのユーザーを集めるのには広告宣伝費が通常何千億もかかるといわれますが、それをクチコミというキーワードで難なく解決。


資金力のない超弱小のベンチャーを7~8年で瞬く間に数百億円企業にしたすべての秘訣はやはり


girlswlker.comにあります。


ゼイヴェルは現在、私の調査した限りで、


コスメ、求人、システム開発、自社アパレルブランド、ブランディングコンサルティング、ブライダル、カフェ、SNS、物流、市場調査、販売促進、広告代理、オークション、携帯コンテンツ、モバイルコマース、Eコマース、WEB雑誌、イベント企画運営、フリーマーケット、ヨガスタジオなど


女性と携帯がからむことならありとあらゆる領域で事業を展開しています。


特に、世界初とも呼ばれるケータイから生まれたITアパレルブランド「Joias」や「LITIRA」に関しては全国に何十店舗も展開し売上高は40億を超えると聞いています。


この会社は現在相当なIT技術力を保有する会社ですが、このようなIT企業がコスメキッチンやらヨガスタジオ、アパレルブランドの生産・店舗展開やらといったリアルビジネスへガンガン参入するのは大変珍しいケースだと思います。


これはかのライブドアや楽天、サイバーエージェントもやろうとしなかったことで、かなり異色のIT企業です。


すべての根本にあるのは、


物を売ろうとするのではなく、メディアを作る


という発想!


僕は過去に直接ゼイヴェルの大浜社長とお話する機会をもたせていただいたことがあり、その時あの方がおっしゃっていたのは、


僕 「girlswakerすごいコマースですね。月商○億円など想像もできないです。」


大浜さん「いや、girlswalkerはコマースじゃないよ。メディアなんだ!」


と言われたことを今でもはっきりと覚えています。


まず人を集めることありき、その後でその人達を対象に多角的に収益化を図る。


その意味とすごさが今はよくわかりますが、


girlswalkerの中身を見ると、占いやシネマ、掲示板やオークション、モデル取材や、世論調査などコマースに関係のないコンテンツが9割以上を占めています。


コンテンツがあるから人が集まり、その流れで買い物をしてもらうという発想。


商品をただ単に並べるだけでは、人は来ないし、物は売れない。


コマースの前にコンテンツありきで、コンテンツの前にクリエイターありきという。


つまり物をうりたければ、まずは物を売らないということ。


逆説的ですが、ゼイヴェルにとってコマースというのは、集めた人を収益と変えるひとつの手段にすぎないのだと思う。


本当にやりたいことはきっと女性系メディア


No1の集客力とNo1の影響力。


この発想はすごいですよ。


TGCの終了後、この会社を調べていて、あるときはっとしました。


うちは物を売ろうとしているな。


これは違う。


まずはメディアになること、お客様に無料で楽しんでいただくことが大事なんだ、と思いました。


実はこれに関する体験をしているんです。


最近ブランドさんの待ち受けFLASHを作り無料でユーザーに配布したところ、アクセス数が1.5倍ぐらいになったのです。


また、109-2の店舗さん及び店員さんを取材させていただき、その様子を携帯サイトに掲載したり、eggのモデルさんの水着のグラビアムービーを作って無料放映したり、確かに私も本能的にメディアにしなきゃ、コンテンツを作らなきゃと感じてはいたのです。


ですが、弱い。少ない。もっと面白くできる。


ゼイヴェルと同じレベルに当社もコンテンツを作っていくことにします。


絶対これですね!


今年、来年のテーマは


コンテンツ制作に決まりです。


CRAZEというのはちょうどゼイヴェルが手がけるブランド群のメンズ版にあたります。


ゼイヴェルは109(レディース)


CRAZEは109-2(メンズ)


もちろん規模も違いますし、ゼイヴェルはギャル系だけでなく、きれい系、お姉系など女性を幅広くとらえている点でも違います。


ですが、girlswalkerにとってセシル、マウジー、エゴイスト、ギルフィー、スライ、ソードフィッシュなどのギャル系ブランドが大きな収益であったことも確かです。


私は、今メンズにおけるgirlswalkerを本気で作りたいと思っています。


そして、CRAZEが本当にメンズのメディアになることができれば、きっと109-2系を超えて、キレイメやモードなどにも参入できるんだと思うのです。


すべては結局、消費者が集まるプラットフォームになることができるかどうか


私は昨日のゼイヴェルインパクトとでもいうべき圧倒的なそのパワーに心底感動しました。


メンズのファッションももっともっとお祭りみたいに、そしてもっともっと楽しくできないのかな?


男は基本的にCOOLで女性とは、消費行動も考えも違います。


そこが一番難しいところで、結局ゼイヴェルをコンテンツの内容において真似しても意味がないし、それではメンズのメディアにはなりえないと思いますね。


なぜなら男性が喜ぶ情報とは違う部分も多いから。


私は、過去正直、ゼイヴェルがメンズに本格的に参入してきたらヤバイ、うちらの事業はつぶれる、負けてしまうと何度か考えたことがありますが、今はそうは思っていません。


というのは、結局女性と男性はかなり違う部分があるからなんです。


全く完全に同じノウハウでさくっといけるほど簡単ではないというのと、それから女性市場の大きさゆえに大浜社長も向こう1~2年はまだ女性市場に特化していくのではないかと考えています。


まぁそれにしても猶予は1~2年長くて2~3年です。


その間に当社もメンズの109-2系市場で圧倒的No1の集客力と影響力を持つメディアを作ることをここに宣言します。


10月からはいよいよgirlswalkerやZOZOTOWNと同じi MENUの中のファッション/コスメに並びます。


本質はユーザーの心をとらえられるかどうか


それができた企業がこのメンズのモバイルコマース市場でもNo1になるんだと思います。


昨日は本当に勉強になりました。


さっそく明日から自社内でできることからコンテンツを作りはじめ、近いうちには専属のクリエイターを一名社員に迎えたいと思います。


有言即行でいきます!


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