紅白リハーサル前にアッコ事故！

　歌手の和田アキ子（６０）が、東京都渋谷区の交差点で車に乗っていた際、乗用車に追突され軽傷を負っていたことが２９日、警視庁代々木署への取材で分かった。

　同署によると、和田は同日午後３時４５分ごろ、５０代男性会社員の運転する乗用車の後部座席に乗って、同区神南の交差点で信号待ちをしていたところ、３０代男性会社員が運転する乗用車に後ろから追突された。

　和田は腰と首の痛みを訴えて病院に搬送され、軽傷という。５０代男性会社員と同乗者の男性２人も軽傷とみられる。同署は３０代男性会社員の前方不注意が原因とみて調べる。現場はＮＨＫのそばで、和田は出場が決まっている第６１回ＮＨＫ紅白歌合戦のリハーサルに向かう途中だったという。

　リハーサルの姿は明らかに不自然だった。右手を首に当てたまま歌い、表情は歪みっぱなし。近くにいるスタッフが和田に駆け寄り、首をさすった。さらに、直後にリハーサルした加山雄三は心配そうに和田の首をもんでいた。

　リハーサル後に行われた取材では、記者が「首はどうしたのですか」と質問すると、事務所関係者が「大丈夫」とシャットアウト。和田は「私にとって一番大事なことなんだけど」と話し始めたものの、関係者に肩を抱えられ会場を去った。

　その後、事故に巻き込まれていたことが分かり、和田の所属するホリプロが病状を説明。「頸椎（けいつい）捻挫、腰部挫傷で１０日間の加療を要すると診断されました。明日（３０日）の紅白リハは、もちろん参加します」とした。