上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消せます。

老人を狙った詐欺

老人を狙った詐欺というのは少なくないようですね。今日、こんなニュース記事を見つけました。

訪問販売:作り話で高齢者に布団 詐欺容疑で3人逮捕

 作り話で高齢者に布団などを売りつけていた疑いが強まったとして、静岡県警生活環境課は23日午前、神奈川県伊勢原市高森の訪問販売会社「リビングセンター」と社員宅などを詐欺容疑で家宅捜索。同社代表の森下直史容疑者(25)=同県厚木市=と社員2人の計3人を詐欺容疑で逮捕した。

 捜査幹部によると、3人は5〜6月、浜松市内の70代の女性宅を訪れ「訪問販売業者のリストに名前や住所が載っている。うちの商品を買ってくれれば、リストからの削除も請け負う」などと虚偽の話を持ち掛け、布団やアクセサリーなどを約250万円で売りつけた疑いがあるという。

 同課によると、この会社は社員十数人で以前は「K&D PROJECT」の名称だったという。

 組織的に関東や東海地方を中心に同じようなやり方で高齢者らに布団などを売りつけていた疑いもあるとしている。


引用元: 訪問販売:作り話で高齢者に布団 詐欺容疑で3人逮捕(毎日jp)

お年寄りって、簡単にだまされるんですね。まず、そう言う顧客リストがあったとしても、削除できるわけがありません。そう言うリストがあったとしたら、それは日本中に配布されているので、もはや回収して修正するなんてできないでしょう。

それにしても、250万円もする布団やアクセサリーって何でしょうね。たぶん、そこそこの品物を超高値で売りつけたのでしょう。物の値段が判断できないと、簡単に引っかかってしまうのに違いありません。

うちのおばあちゃんも以前はよくそう言う詐欺に引っかかっていました。いわゆる催眠商法というやつで、何かの商品を無料とか破格の安さで提供すると言う宣伝に釣られて、出て行って、セールストークや様々な手段により、理性を失って、本当は安く手に入る物を超高値で買わされて帰ってきたりしていました。

千円の物を一万円で買わされてくるぐらいなら、まだ笑い話の種になるぐらいのことですが、千円の物を10万円や数十万円で買わされてくると、冗談ではすまされません。

どうして必要もない商品を馬鹿みたいな高値で買わされてくるのか不思議だったのですが、いろいろ調べてみると、どうやら誰にも相手にしてもらえない老人の孤独な状況を利用しているようです。親切に話しかけられて、調子に乗って、はいはいと言うことを聞いて買ってしまうみたいです。

しかも、人を集めて売りさばいているようなやり方だと、集団心理が働いて、他の人が買うから自分も買おうと思うみたいです。すべて悪徳商法や詐欺商法の業者の作戦なのに、まんまと引っかかってしまうのです。

その上、老人ともなると、認知症になっていたり、なりかかっていたりする人も多いので、余計に引っかかりやすいみたいです。うちのおばあちゃんの場合は、認知症のなりかかり状態で、気分が常に高揚していたりするので、いらない物をほいほいと買ってしまうようです。向精神薬を飲んでもらってからは、こういう問題はなくなりました。

こういう悪徳商法や詐欺商法に引っかかっている老人は多いようです。うちのおばあちゃんの知り合いは、変な健康食品やサプリメントを数百万円分買ったとか言っていました。セールスマンが口頭で言った効能とサプリメントの箱や瓶に書かれた効能が全然違っていたりして、わざとだましたことが見え見えでした。

こういうことで困っている家庭は、一度、問題を起こしているお年寄りを精神科に連れて行って、認知症になっていないかどうか調べるといいと思います。適切な向精神薬を服用すれば、問題が解決することがあります。

ちなみに、健康食品やサプリメントなんて、効果はありません。少しでも意味があるかもしれないのは、せいぜいビタミン剤やカルシウム剤、乳酸菌剤ぐらいでしょう。こういうのは安く買えます。本当に効果がある物は、必ず医薬品として売られますからね。例えば、先日紹介した脳梗塞予防のバッファリン81などのアスピリン81mg〜100mg処方の薬は、処方箋を必要とする立派な薬です。納豆ごときで脳梗塞の予防なんて笑い話です。

テーマ : 社会
ジャンル : 政治・経済