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【国際】

韓国、口蹄疫が猛威 警戒水準、最高レベルに

2010年12月30日 朝刊

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 【ソウル=城内康伸】韓国で家畜の伝染病である口蹄(こうてい)疫が全国的な拡大を見せている事態を受け、同国政府は29日、警戒水準を最高レベルの「深刻」に引き上げると同時に、関係閣僚らでつくる中央災難安全対策本部を設置することにした。

 鳥インフルエンザの流行を受け2006年に現在の「国家伝染病災難段階」制度が導入されて以来、家畜の伝染病で「深刻」警報が出たのは初めて。

 韓国では11月末に南東部の慶尚北道・安東の養豚農家で飼育していた豚から口蹄疫が検出されて以降、人や車の出入りによって北部を中心に被害がまたたくまに広がった。同政府は25日から、00年以来となるワクチン接種を開始。29日までに殺処分された牛や豚は約52万3500頭に上る。

 

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