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【激突ふたたび】首相は闘争心に火「まだまだ公邸で」 政界再編へ胎動活発化 (2/2ページ)
このニュースのトピックス:尖閣諸島問題
民主党内には休戦ムードが広がる。連日のように会合を開き、気勢を上げてきた小沢氏を支持する議員の多くは28日中に地元に戻った。
ところが、小沢氏は29日も永田町に姿を見せた。午後4時ごろ、国会内の事務所に入ると側近の岡島一正、川島智太郎両衆院議員が慌ただしく出入りした。1時間20分後、事務所を出た小沢氏は記者団に軽口をたたいた。
「また悪口でも書きに来たのか?」
与謝野、鳩山両氏が会談したのは都内の与謝野氏の事務所だった。将来の政界再編をにらむ両氏だが、路線の違いは徐々に表面化している。
会談で与謝野氏は、27日に破談となった民主党とたちあがれ日本の連立について経緯を説明。「平沼(赳夫代表)も連立入りにOKと言ったんだが、断ってしまった。だからこの話はもうない」と打ち明けたが、なお自民党を含む大連立への未練を残す。
一方、鳩山氏は「今の政権は左翼政権だ」と断じ、協力には首相交代が条件だとの考えを強調した。鳩山氏は兄の鳩山由紀夫前首相とも連携を強めるとともに保守色の強い民主党議員と親交を重ねる。28日夜には小沢氏に近く、保守色の強い民主党の松原仁、小宮山泰子両衆院議員らと会合した。つまり目指すは「平成の保守合同」なのだ。
ただ、両氏で意見が一致したことがあった。鳩山氏が「菅さんは案外粘り腰かもしれない」とつぶやくと与謝野氏はこう応じた。
「きれいなビルが突然崩れることはあるが、ボロボロのボロ屋は案外倒れないもんだ…」
(加納宏幸、今堀守通)
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