石川のニュース 【12月30日02時34分更新】

出演者第1弾決まる 来春のラ・フォル・ジュルネ金沢

ヴュルテンブルク室内管弦楽団
 来春、金沢市内を中心に開かれるラ・フォル・ジュルネ金沢「熱狂の日」音楽祭201 1(北國新聞社特別協力)の出演者の第1弾が、29日までに固まった。「ウィーンのシ ューベルト」をテーマに、世界的バリトン歌手ヴォルフガング・ホルツマイアー氏やドイ ツのヴュルテンブルク室内管弦楽団、韓国のウォンジュ・フィルハーモニー管弦楽団など 、世界一流の奏者が華麗な舞台を繰り広げる。

 同音楽祭は来年4月28日から5月4日、オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK) をはじめ、世界の一流アーティストが集い、金沢市の石川県立音楽堂周辺や武蔵・香林坊 周辺エリアなどで、シューベルトを中心に、ウィーンで活躍したベートーベンやウェーバ ーなどの作品が紹介される。

 1回約45分の公演を低料金で鑑賞できるのが特長で、無料イベントや子ども向けのプ ログラムも多く、家族連れで楽しめる。4月29日夜、北國新聞赤羽ホールでガラコンサ ートも開かれる。

 オーストリア出身のホルツマイアー氏は、著名な音楽家との共演などで世界的に活躍。 ヴュルテンブルク室内管弦楽団はダイナミックで情熱的な表現、ウォンジュ・フィルは古 典から現代まで幅広い演奏で、それぞれ高い評価を得ている。

 国内からは気鋭の若手指揮者として世界的に注目される山田和樹氏、東京の陸上自衛隊 中央音楽隊、東京大学音楽部管弦楽団の出演も予定されている。

 同音楽祭の来年のチラシやポスターの基となるメーンのイラストも完成した。シューベ ルトの背景にはウィーンの画家クリムトの代表作「生命の樹」を題材にした模様や金沢学 院大が所蔵する「ステッセルのピアノ」などが描かれている。


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