両国の「霜」解かす政党間交流を
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党訪中団 王家瑞中連部長と会談
公明新聞:2010年12月15日付
公明党第5次訪中団の山口那津男代表(団長)、斉藤鉄夫幹事長代行(副団長)、西田実仁広報局長(報道官)、遠山清彦国際局長(秘書長)は14日午後1時50分(日本時間同2時50分)、羽田空港発の日本航空機で北京空港に到着した。
訪中団は同日夕、北京市内の中国共産党対外連絡部(中連部)を訪問し、王家瑞中連部長らと会談し、公明党と中国共産党の政党間交流をさらに深く発展させ、両国の友好拡大に寄与するため信頼関係を強化していくことを確認した。
席上、山口代表は、日中関係がアジアや国際社会の重要な2国間関係との認識を示した上で、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に触れ、「結果として国民感情が損なわれたことは残念だ」と指摘。両国政府間に困難な問題がある時だからこそ、政党間交流は「降りかかった霜を解かす役割がある」と強調した。
これに対し、王中連部長も「政党間関係の役割は全く同感だ。霜を解かすために推進的な役割を果たすべきだ」と応じた。
また、山口代表は尖閣事件に関し、「未然に予防し、仮に起こっても有効に解決する知恵とメカニズムを両国間につくる必要があるのではないか」と力説。王部長は国民感情の改善には「両政府、政治家が慎重に対処すべきだ」と指摘し、「このタイミングでの山口代表の訪中を高く評価し、改善に役立つと期待する」と述べた。
さらに、山口代表は北朝鮮の核開発や拉致問題などについて「関係各国と日中両国が力を合わせ解決したい。最も関係が強い中国の積極的な役割を期待したい」と強調。王部長は朝鮮半島の非核化を重視し、平和と安定を目的と位置づけていると述べるとともに、「(半島の)緊張は望ましくない。冷静な方向に持って行く必要がある」との認識を示し、拉致問題については「かねてからの問題だと認識している」と述べた。
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2010年12月29日付