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公安調査庁 国内外の治安情勢分析まとめる
公安調査庁は17日、今年の国内外の治安情勢の分析をまとめ、公表した。この中で、朝鮮半島情勢の緊張が増大し、中国が強硬姿勢を見せるなど、日本を取り巻く国際情勢は非常に厳しかったと分析している。
公安調査庁の分析によると、北朝鮮については「金正日総書記の三男・正恩氏を含む党指導部人事を行い、後継を見据えた配置がうかがえた」としている。その上で、今後も「アメリカと韓国の姿勢の転換を引き出すべく、さらなる挑発で緊張を高めたり、対話に前向きな姿勢を示したりと揺さぶりを続けていくとみられる」と指摘している。
また、中国については、「沖縄・尖閣諸島沖の漁船衝突事件をめぐる対応など、海洋権益を強硬に主張する一方、中国国内では所得格差や汚職腐敗への抜本的対策を見いだせていない」と分析している。
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