リスクマネジメントエキスプレス記者が選ぶ
発表!!「2010年重大ニュース　ベスト10」
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12月22日号vol.153より

毎年恒例となりましたメルマガ「リスクマネジメントエキスプレス」編集記者がお届けする今年の重大（十大）ニュースのランキング発表です。どれもこれも昨日のことのように思い出されます。来年は良い1年にしたいものですね。

いよいよ2010年もあと10日。
　米・タイム誌が発表した「2010年　今年の顔」はインターネット上のコミュニケーションサービス「フェイス・ブック」のマーク・ザッカーハーグCEO、若干26歳！

そして、惜しくも「今年の顔」にはならなかったものの上位にランクインしたのが、内部告発サイト・ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジ氏。アサンジ氏率いるウィキリークスは米政府の外交機密文書を次々と暴露。これによる一連の騒動と混乱を、伊・フラティーニ外相は『外交面での9.11』と言ったほど。
企業に関する内部告発資料を暴露する計画も仄めかしており、対象と噂される企業の株価が下落するなど、早くも影響が懸念されています。
どうやらウィキリークスを巡る様々な動きは、来年も続きそうです。

今年最後となる今回のリスクマネジメント・エクスプレスは、毎年恒例の2010年十大ニュース！
編集部が選んだ2010年の十大ニュースは以下の通りです。

★☆★今年の十大ニュース!!
１． 日本畜産史上最悪の口蹄疫被害、進行中 Vol.138　05/13号
２． 波紋を呼んだレアアース禁輸措置 Vol.147　09/30号
３． トヨタ社長、米公聴会に出席 Vol.133　02/25号
４． 熱中症にご用心 Vol.143　07/22号
５． はやぶさ、地球に帰還 Vol.140　06/10号
６． 国交省、「深層崩壊」の全国指標マップ公表 Vol.145　08/26号
７． 改正臓器移植法、初の適応へ Vol.121　08/20号
８． 所在不明の高齢者続出 Vol.144　08/12号
９． アイスランドの火山噴火で世界が混乱 Vol.137　04/22号
10． 野球賭博発覚で、大相撲中継中止 Vol.142　07/08号


★☆★口蹄疫問題
宮崎県の口蹄疫は、4月に確認、被害が拡大して5月18日には東国原県知事が非常事態宣言を発令。終息宣言が出されたのが8月27日でした。殺処分された牛・豚の総数は29万頭弱で、これは日本畜産史上で最悪の数字。また、世界的に和牛ブランドを確立しつつありましたが、今回の感染により「非清浄国」となったことで輸出量は大幅にダウン。しかし10月には国際獣疫事務局（OIE）に「清浄国」復帰申請を提出しており、来年2月のOIE科学委員会でこれが認められれば輸出再開が可能となります。
ただし、韓国で口蹄疫が流行しており、再び警戒を強める必要がある時期なのかもしれません。

★☆★尖閣諸島問題
9月の尖閣諸島で起きた中国漁船衝突事件は、今までの対応から踏み込んで漁船船長を逮捕したことから拡大。この一連の流れのなかで、中国政府によるレアアースの対日輸出ストップ、海保職員によるYouTubeへの衝突動画流出事件など、様々な事件が起こりました。レアアース輸出制限は日本を狙っての措置でしたが、世界のレアアース流通量の9割以上を占める中国のこの措置がそれ以外の国に与えたインパクトは大きく、レアアース供給の脱中国や脱レアアース技術開発が今後加速していきそうです。

★☆★トヨタリコール問題
トヨタリコール問題に関しては、昨年末から米国で大々的に報道。事態を重要視した米当局は2月、豊田章男社長を公聴会に招致しました。この未曾有の危機に対して、トヨタは体制を大きく改善。日本本社での集中管理を、米国や欧州に権限委譲、現地で即座に対応できる体制に。

★☆★はやぶさ帰還
明るい話題としては、日本の小惑星探査機はやぶさが7年の歳月をかけて地球に帰還。ボロボロになりながらも数々のトラブルを乗り越えて、さらに多くの世界初・世界一の記録を更新した姿に共感と勇気をもらった人が多かったようです。金星探査機あかつきは金星軌道突入に失敗しましたが、6年後に再挑戦するとのこと。がんばれ、あかつき！

しかし、2010年の「今年の漢字」もそうだったように、『暑』さが印象に残る年でしたね…。　



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ビジネスエデュケーションセンター株式会社RM推進事業本部
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• 来年はさらにリスク管理を徹底!!