パークビューG宜野座村に進出 ホテル計画 用地取得

2010年12月25日 09時27分この記事をつぶやくこのエントリーを含むはてなブックマークLivedoorクリップに投稿deliciousに投稿Yahoo!ブックマークに登録

 香港やヨーロッパなどで高級リゾートホテルを運営する「パークビューグループ」が宜野座村松田区に進出することが24日、分かった。

 今年6月、大阪の不動会社シティクルーズ社(阿藻成彦社長)から5万9000平方メートルの敷地を取得。2013年度内の完成を目指していたが、尖閣諸島沖の漁船衝突事件発生で日中間の交流事業に影響が出るなどしたため事業計画の見直しを進めており、実現にはまだ時間がかかりそうだ。

 パークビューグループは、富裕層をターゲットに香港や中国の南京、北京、上海、シンガポールのほか、欧州では仏国のサントロペやリオン、英国ロンドンなどで10以上の高級ホテルを運営している。日本への進出は初めてで、事業計画を進めるため日本法人を設立した。

 同社の田原桂一日本代表は「アジアでのリゾート展開を考えた場合、日本とアジアの中心にある沖縄の地理的条件が魅力だった。自然豊かな東海岸の景色を見て、十分な集客が可能と判断した」と説明。沖縄でのリゾート計画を契機に、日本国内でのホテル事業を増やしていくという。宜野座のホテルは、「沖縄の風土や文化を意識した新しいコンセプトにしたい」としている。

 同地区の計画用地は06年12月にシティクルーズ社が国場組系列の事業会社から購入し、周辺用地の買収を進めていた。当初客室200、コテージ50棟を予定していたが、計画の見直しを進めている。

« 最新のニュースを読む

写真と動画でみるニュース [一覧する]