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ニュース1週間:12月18~25日 尖閣・海上保安官を書類送検/JR西前社長が無罪主張

【尖閣映像流出:まだ詳しく話せない…海保長官、歯切れ悪く】会見で頭を下げる鈴木久泰海上保安庁長官=東京・国土交通省で2010年12月22日午後6時6分、須賀川理撮影
【尖閣映像流出:まだ詳しく話せない…海保長官、歯切れ悪く】会見で頭を下げる鈴木久泰海上保安庁長官=東京・国土交通省で2010年12月22日午後6時6分、須賀川理撮影

 今週(12月18~25日)のニュースをまとめた。

 ◇尖閣映像流出の海上保安官を書類送検

 沖縄・尖閣諸島沖の中国漁船衝突を巡るビデオ映像流出事件で、警視庁捜査1課は22日、第5管区海上保安本部の神戸海上保安部に所属する海上保安官、一色正春・主任航海士(43)を国家公務員法(守秘義務)違反容疑で東京地検に書類送検した。一色航海士が職務上知り得た秘密を漏らしたと判断した。海上保安庁は同日、一色航海士をを停職12カ月の懲戒処分にした。一色元航海士は同日、依願退職した。処分対象は鈴木久泰長官ら計24人に上った。長官の懲戒処分は初めて。

 ◇福知山線脱線でJR西前社長が無罪主張

 乗客106人と運転士が死亡した兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故(05年4月)で、業務上過失致死傷罪に問われたJR西日本前社長、山崎正夫被告(67)に対する初公判が21日午前、神戸地裁(岡田信裁判長)で始まった。山崎被告は起訴内容について「危険性を認識などの指摘は事実と全く異なる」と全面否認し、無罪を主張。一方で、「106人の尊い命を奪い、多くの人にけがをさせた。おわび申し上げる」と謝罪した。鉄道事故で経営幹部の刑事責任が問われるのは異例。

 ◇河野駐露大使、事実上の更迭へ

 政府は23日、河野雅治駐ロシア大使(62)を退任させ、後任に原田親仁(ちかひと)駐チェコ大使(59)を起用する方針を固めた。11月にロシアのメドベージェフ大統領が北方領土を訪問した際、事前に情報をつかめなかったなど、河野大使の対応を問題視しており、事実上の更迭とみられる。来年1月にも発令する。

 ◇テロ資料流出、警視庁「内部文書」と認める

 国際テロの捜査資料がインターネットに流出して2カ月近く。警視庁が24日、事実上の内部文書であることを初めて認めた。ネット上に流された文書には、イスラム教徒を中心に捜査に協力した人や監視対象者らの氏名のほか、普段の生活の様子など詳細な個人情報も含まれている。

 ◇諫早干拓、開門命令が確定

 国営諫早湾干拓事業(長崎県)の排水門開門訴訟を巡り、開門調査に反対する中村法道知事ら県関係者は20日夕、「上告断念」を表明した菅直人首相と官邸で面会し、上告するよう直接要請した。上告期限直前の面会だったが、菅首相は「私の決断で上告しないと決めた」と、再考の意思がないことを伝え、5年間の開門を国に命じた福岡高裁判決が21日午前0時に確定した。

 ◇衝突事故でワゴン車池へ 7人死亡

 福岡県太宰府市の県道で、ワゴン車と乗用車が衝突し、ワゴン車が道路脇の篠振(しのふり)池(水深約2.5メートル)に転落した。同県警筑紫野署は25日、ワゴン車に乗っていた9人のうち男性2人と女性3人の死亡を確認した。残る4人のうち男性2人と女性1人は自力で車から脱出したが、救出された乳児1人は死亡した。さらに乗用車の運転手とみられる男性も池の中で見つかり、死亡が確認された。

2010年12月25日

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