海老蔵、示談でも自宅警戒…麻央の恐怖心を取り除く措置

　２８日に会見し暴行事件の示談が成立したことを発表した歌舞伎俳優・市川海老蔵（３３）の都内にある自宅が、現在も“厳戒態勢”で警備されていることが２９日、分かった。

　会見直後から、パトカーが駐車。この日も周囲を警戒した。警視庁目黒署は「事件後は私服警察官などが見回りしていた。急に始めたわけではない」としたが、“常駐”するのは初めて。午後０時２５分には、同署の刑事２人が自宅に入り、１５分ほどで退出。その後デジカメで自宅の写真を撮り始めた。念入りに撮影していたのが防犯カメラなどの警備態勢で、位置などを確認していたようだ。

　会見で公開された示談書では「海老蔵と暴走族の元リーダー、伊藤リオン被告は今後、家族や職場などへ接触しない」との項目が織り込まれた。この条件が実際に守られていなかったのか、もしくは愉快犯による嫌がらせなどがあったのかは不明。同署の刑事は「何もないようにね」とだけ口にした。今までは皮肉にも“監視役”だった報道陣が、示談が成立し、数が減ったことから、警察の手を借りる必要が出てきた。

　これも、海老蔵の妻でニュースキャスターの小林麻央（２８）が安心して日々を過ごすのを考えてのことだ。事件当日に会見した父の市川團十郎（６４）は、麻央について「『１人で家にいるのが怖い』と話していた」と明かした。最近の麻央の表情には、疲労と不安からか、やつれた姿が見て取れた。厳戒警備によってそれを少しでも和らげ、恐怖心を取り除く措置とみられる。

　同署員によると「今後も、しばらくは（警戒を）続けることになります」。示談したとはいえ、２人に平穏の日々が訪れるのには、しばらく時間がかかりそうだ。

　

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