ネット通販サイト「Amazon.co.jp」が発表した人気商品ランキングによると、『ハリー・ポッターと死の秘宝』 (上下巻セット) が和書の第1位とのことだ。そんなハリー・ポッターの人気にあやかってか、バッファローがこれまでにない画期的な新商品を投入する。

バッファローは、ワーナー・ホーム・ビデオ & デジタル・ディストリビューションとの協業により、映画「ハリー・ポッター」シリーズ6作及び2010年11月劇場公開となる続編の予告編を収録したハードディスク2種、外付けハードディスク「HD-LB1.0TU2/HPX6」、ポータブルハードディスク「HD-PCT500U2/HPX6」を、2010年11月上旬より発売すると発表した。価格は、いずれもオープンプライス。

新製品は、世界初となる映画『ハリー・ポッター』の第一章から第六章までの映像が収録されたハードディスクだ。最新作2010年11月19日から公開の最終章『ハリー・ポッターと死の秘宝』の予告編も収録。初めてハリー・ポッターの世界に触れる人でも、最新作を見る前にこれまでのストーリーを追うことができる。

映像コンテンツがプリインストールされたハードディスクは画期的だが、担当者は「バッファローダイレクトのスタッフ日記」の中で、「お叱りを恐れずに言えば、この商品の話を聞いた時、『何考えてるんだろう…』と思ってしまいました。」と、意外なコメントをしている。

というのも、ビデオのライセンス認証、Windowsパソコン/Macでの再生のために、インターネットへの接続が必要となるからだ。東芝「REGZA」やシャープ「AQUOS」など、USB機器が繋がるテレビだけでは、ハリー・ポッターを見ることができない。また、映像収録に50GBの領域を使用しており、フォーマットし直せば、データは消えてしまう。

バッファローによると、「ハードディスクに魅力的なタイトルを収録することで、お互いの長所を引き出し、お客様に新しい楽しみ方を提供できるものと考えました。」とのこと。初の試みであるだけに、ユーザーはどのように評価するだろうか。

screenshot:buffalo.jp.