EMで、口蹄疫克服 ◆「危機管理の再認識とえびの市関係者への御礼」
EMで、口蹄疫克服
宮崎県で猛威を振るった口蹄疫について、東国原知事は8月27日に終息宣言を行いました。朝日新聞にもそのことは報道されましたが、EMについては一言も触れられていませんでしたので、「善循環の輪」通信第185号に比嘉先生からのコメントが掲載されましたので、どのような活動をされたかご理解いただくためここに全文を紹介させていただきます
「危機管理の再認識とえびの市関係者への御礼」
比 嘉 照 夫
宮崎県の中央部で猛威を振るった口蹄疫は、他県に飛び火することなく急速に治まりましたが、たくさん農家が密集している地域でこのような終息の例はあり得ないほど極めて稀な現象といえます。なぜならば口蹄疫の感染危険ラインは1,5km、運が悪いと3kmでも感染してしまいます。 この目安は畜舎の臭いが拡がっている距離の3倍〜4倍と考えてよく、宮崎県の場合は畜産農家の大半がこの範囲内に存在しています。このような場合は、発生地の10km以内の移動禁止と全頭処分(地区の状況によってはワクチンを併用後に処分)が常識になっていますが、今回の宮崎の場合は、かなりの例外が認められています。 まずは、えびの市の例です。「えびのEM研究会」の松窪さんの要請を受けて、私はEMによる具体的な口蹄疫対策を提示し、電話でも絶対に心配ない旨を伝えました。なぜならば、えびの市ではすでに20軒以上もの畜産農家がEMを使っており、その時点から多くの畜産農家がEMを使い始めていたからです。
私は、そのことを山田農水副大臣(対策本部長:当時/現農水大臣)に伝え、えびの市の口蹄疫は絶対に拡がらないので注目してほしいという旨を伝えました。この情報は、社民党の阿部政調会長にも伝わり、お二人は感染拡大が止まったえびの市にわざわざ視察に行かれたのです。
EMの口蹄疫に対する感染防止帯は、口蹄疫と同じで畜舎の臭いが拡がっている距離の3〜4倍ですが、かなり厳しく見ても500m〜1,000mの範囲で感染拡大を防止することが可能だからです。したがってその地域の全畜産農家がEMを使わなくても1,000m以内に1軒の農家がEMを使っていれば感染防止に効果があるということになります。えびの市は私の提案を受け入れ、「えびのEM研究会」と市が協力し、可能な限りより多くの畜産農家にEMの活用を勧め、かなりの農家の人々がEMを使用してくれました。
えびの市の初動対応も範となるもので、この両者の相乗効果による危機管理は見事というほかありません。山田副大臣も「比嘉先生の言っておられることは自分自身十分に理解しているが、これを専門家に理解させることはなかなか大変」というコメントをいただきました。 その後、大量の埋却処分による二次汚染の懸念や埋却効率の問題や埋却中のウイルスの飛散防止について、山田副大臣と話し合い、EM研究機構、EM生活、EM研究所と宮崎県のEMボランティアグループ等による口蹄疫対策のEMボランティアを出動させました。 5月30日新富町の埋却現場にEMを散布しました。散布後、72時間経過した6月2日に私は町の担当者と一緒に現場検証を行いました。近隣から苦情のあった悪臭はすでにその時点で完全に消失し、噴火のごとく吹き出していたガスや血液の発生も止まり、重機のオペレーターもマスクを外して埋却処分を続けていました。
私は0(オー)リングテストをベースに臭気やハエの状態等を含め、同行した関係者に現場における浄化レベルのチエック法を教示しました。その結果、EMを処理された埋却処分場はその周辺の畑地よりもはるかに波動が高くなり、完全に防止できた状態になっていました。
そのことを対策本部に報告し、これまで行われている埋却方法をEMで更に効率をよくするための提案を行うと同時に、他の地域での感染拡大防止にえびの方式を提案しました。それに対し、国の方針は決まっているため、ボランティアならいいですということになり、その後の飛び火した地域に対しては、白川さんを中心とする宮崎EMボランティアネットの方々に大変な協力をいただいて、えびの方式を実行しました。 埋脚については処分頭数があまりにも多く、EMの実績が明確に現れたことから、後半は私の提案通り実行され、自衛隊にも積極的な協力をいただきました。この方法は従来の2倍以上の処理が可能であり、瞬く間に口蹄疫の感染拡大はしぼんでしまったのです。 この裏話を知る人は殆んどいませんが、自衛隊がEMを散布したとか、感染地域の堆肥を微生物(EM)で処理されたというニュースが流れただけです。今回のえびの市の成果は表に現れない危機管理のモデルであり、この話はヨーロッパ№1のポーランド国立獣医学研究所にも伝えられており、ヨーロッパの今後の口蹄疫対策に役立てたいという返事をもらっています。 いずれにせよ、昨年の4月に「全循環の輪の集い」がえびの市で開催され、600人内外の人々がEMに対する情報、特に畜産に関する情報を得ていたことや、「えびのEM研究会」の積極的な活動や松窪さん達と市の協力関係が功を奏したといえます。 「禍を転じて福となす」は危機管理の基本であり、それができない場合は「泣きっ面に蜂」ということになります。畜産はもとより日常的にEMを徹底して使うことは、環境や農業や健康の善循環の大基をなすものであり、危機管理の基本でもあります。今回のえびの市での成果は、その目標に向けて大きく前進させる礎になるものと確信しています。同時にえびの市の市長さんはじめ、今回のEMボランティア出動に協力いただいた皆様に改めて敬意と感謝の意を表します。 |
宝噺ですよ。。
EMの散布は日課なのか週1なのか。
一人でやるのは重労働でしょうね。グループを作ってやるとなるとなかなか出来ないのが現実噺と云う事かな。
とにかく予想以上の活動内容で先が明るく感じました。
尖閣にEM撒いたら侵略者が来なくなるかもって冗談噺も準備しましたよ。使う場所が無いけど。
本当関係者の皆様。お疲れ様でした。
2010/9/24(金) 午前 9:00 [ ガトー ]
ガトーさん、
「危機管理の再認識とえびの市関係者への御礼」 として比嘉教授のコメントが出され、顛末を知ることができました。
何れ、関心を持ってくださる方も増えてくるものと確信しています。
2010/9/24(金) 午後 11:27
水質浄化などしていた時は、毎週朝早く集合して活動していました。今では、いい思い出です。
活動する方は、個々が、波動が高いので、その日、顔を合わせただけでも力がいただけます。EMの活動は、疲れない所以もここにあります。
尖閣にEM撒いたら侵略者が来なくなるかもって冗談噺も準備しましたよ。>そうですね、近くなら、EMボランティアですから行きますよ・・・。
撒くなら、EM活性液とパウダーですね。パウダーを撒いたり吊るせば、モグラやネズミ、カラスなど、作物に害を与えるものは近づかなくなくなりますからね…いらないものの駆除には最適ですね^^。
2010/9/24(金) 午後 11:39
EM恐るべしですね。
燃料タンクにセラミック吊るすと排ガスがキレイになりそうですね。
人の興味のあるトコからEMを浸透させると意外に受け入れ易くなるんでしょうね。
3年したら時代が変わってそうです。
2010/9/25(土) 午前 0:40 [ ガトー ]
EMの中でも、セラミックスはとてもとても優れています。
セラミックスの波動って、思いのほか強いのです。
排ガスが、セラミックスを通るように工夫するといいかも。
塩素のある水道水だって、セラミックスを通っただけで、粒子が小さくなって、口当たりがやわらかくなります。塩素だって減っちゃいます・・・。
また、養殖の生簀に入る水をEM処理すると、水カビが減って、稚魚の成育率もいいですし・・・。
使い方次第で様々な体験ができまーーーーーーーーーーーーーーすっ。
肩こりとか、頭痛のあるときに、セラミックス(スペースメイト)で撫でれば解決するし、手に握っていると、温かくなります。寒がりな方が身につけると、ホッカイロいらずです^^
2010/9/25(土) 午前 1:07