台風14号:関東地方に最接近 交通機関に乱れ

2010年10月30日 20時25分 更新:10月30日 21時26分

台風14号の影響で風雨が強まる中、銀座の街中を歩く人たち=東京都中央区で2010年10月30日午後4時31分、手塚耕一郎撮影
台風14号の影響で風雨が強まる中、銀座の街中を歩く人たち=東京都中央区で2010年10月30日午後4時31分、手塚耕一郎撮影

 台風14号は30日午後、伊豆諸島を暴風域に巻き込みながら北東に進み、夜にかけて関東地方に最接近した。上陸しないまま日本の東海上に抜けて、31日未明に温帯低気圧に変わる見込み。

 台風の接近に伴って、伊豆諸島や関東、東海の太平洋沿岸部では30日午後、暴風や大雨に見舞われた。三宅島で最大瞬間風速44.9メートル、静岡県御前崎市で同33.0メートル、千葉県銚子市で同26.9メートルの風を観測したほか、神津島で1時間53.0ミリ、三宅島同43.0ミリ、千葉県勝浦市同21.0ミリの雨を観測した。

 31日は午前中晴れ間が見られる地域もあるが、気圧の谷の影響で午後からは全国的に雨が降るところが多くなる見込み。

 この影響で全日空の羽田-八丈島など計16便が欠航。鉄道では小田急線の特急ロマンスカー(新宿-箱根湯本・片瀬江ノ島間)が午後2時40分以降、運転を見合わせた。JR東海道線の特急「踊り子」や京葉線の特急「さざなみ」「わかしお」などが午後から、運休した。【飯田和樹、渡辺暢】

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