World Almanac for Kids 2011
2010-12-23 11:18:50

【ハン・チャンウ マルハン会長、年売り上げ1兆8600億円】

テーマ:イチオシ記事
[大韓民国今年のCEO大賞]ハン・チャンウ マルハン会長、年売り上げ1兆8600億円…日本'パチンコ業界の大物'

2020年世界最高エンターテイメント社に挑戦

キム・ヨナの記録と功績ハン・チャンウ マルハン会長は、日本'パチンコ業界の大物'と呼ばれている。日本で学業を終えた後、パチンコ店で仕事をして1972年西原産業を設立。1999年に会社名をマルハンに変更した。

マルハンの年間の売上高は1兆8600億円に達し、ハン会長の個人財産は10億ドルを越える。ハン会長は、2009年に米国フォーブス米国フォーブス誌が選定した世界億万長者ランキングで日本国内の20位にランクされたのである。韓国系の企業で日本国内の財閥ランキング20位以内に入ったのは、孫正義(日本名:そん まさよし)ソフトバンクグループ会長に続きハン会長が二人目だ。

ハン会長は、日本政府から勲3等「瑞宝章」を受賞し、韓国政府から体育勲章「青龍章」、国民勲章「槿章」などを受けた。


日本屈指の企業家として登板したハン会長の人生は波乱の連続だった。

ハン会長は、16歳の時、日本でパチンコ従業員として仕事を始めた後、37歳の時に「ボウリング場」事業に飛び込んだ。(当時ボウリングブームが吹いたときであった)しかし、行きすぎた拡張戦略をし、42歳だった72年当時、60億円の借金(今のお金に換算すれば2000億ウォン)を抱えて自殺まで考えた。

「毎日自殺しようと決意しては子供たち(7人、当時は6人)と両親の顔が浮かび、戸惑う日々が続きました。 そのようなある日、絶望の中でヘミングウェイの『老人と海』を思い出したんです。 不屈の意志で魚を捕ろうとする老人の姿が浮かび『若い私にできないわけがない』と闘志がわいたんです」

そうして会長は「本業」のパチンコに戻ってきた。車で寝泊りをしながら全国を回った。良い店舗の位置を1つ1つ確認し、売場を1つ2つ増やしていった。

「借金元金を1年目は毎月25万円、2年目は毎月50万円、3年目は毎月75万円ずつ返して行きました。ハングリー精神とチャレンジャー精神で粘りました。そんなとき運良く、お客さんが来るようになったんです」

いろいろな差別が彼を困らせた。 地域社会では韓国人という理由で青年会議所(JC)にも加入できなかった。

「悲しかったが差別はどの国にでもあることだと自分に言い聞かせました。差別を減らすためには知性と教養を増やし、経済的成功を果たして、そして地域社会に奉仕しなければならないと考え、ほかの人々が8時間仕事をするとき、15時間仕事をしました」

95年には夢に描いた「東京入城」に成功し、売上げは幾何級数的に増えた。 マルハンは、日本全国に180カ所の店舗、機械台数10万台の最大規模のパチンコを誇る。 従業員も7000人に達した。

「細心の気配りが売上げを左右します。例えばその日お金をたくさん使った顧客にはそっと近づいて『ああ、申し訳ないです』話しかけて少し玉を融通してあげたり、たばこ1箱サービスしたりするんですよ。また売り場にたばこの臭いを除去する施設を設置し、それでも足りず簡易シャワー施設まで設置した。恋人たちのための専用座席も用意しました」

会長は「パチンコ」が持つ否定的認識を払拭させるのに成功した人物にも評価を与える。

「パチンコというとやくざのような暴力組織や不正な金を連想するでしょう。数年前まで私の会社に入る職員たちは『父母の反対が厳しい』『彼女が別れようという』など訴えてきていました。私は衝撃を受けました。 それでどの超一流企業より、透明な経営をするという目標を立てました。 今はあらゆる収入と経費などがリアルタイムで電算処理されるようにし、金融当局も感嘆して行くほどです」

パチンコ業界に明るい大阪商業大学の谷岡一郎学長は「『マルハン』がパチンコ業界を浄化し、パチンコに対する国民認識が改善された」と話す。

マルハンはまた、収益金の1%を地域社会の奉仕に充てている。

マルハンには毎年東京大学、早稲田大学など名門大卒業生を含む5000人の入社希望者が殺到する。 入社競争率は10対1を超。

マルハンは東京証券取引所に上場するために現在金融当局と協議中だ。だが上場の目的がほかの会社と違う。

「私は上場を通じてお金を儲けたり資金を調達したりしようとはしません。マルハンの上場は透明な会社であることを社会に知らせ、私が日本で60年間してきたことに対する社会の評価を受けようとするものです」

「パチンコ王」と呼ばれるのに実際、パチンコの実力はどの程度かという質問に、会長は「パチンコ人生50年だが、実際にしてみたのは10回にもならず、それもせいぜい1000円程度だ」とし、大笑いしていた。

ハン会長は「お金をたくさん儲けたのかはわからないが、お金の運用については落第点」とし「私のポケットにある全財産の10億円に、信用で5億円を借り、15億円分株式を買ったのだが、今4億円になってしまった」と打ち明けた。「それで息子らにはくれぐれも株式投資はするなと言っている」と話す。

マルハンは、パチンコ事業では日本に大きな変化を齎したと評価を受ける。一種のゲーム事業だが、ゲームルームにシャワー室を設置する程、顧客満足に気を遣った。

キム・ヨナの記録と功績

現在マルハンは、グローバル企業に成長し事業をさらに多角化を目指している。日本では建設分野に進出したのに続き、カンボジアでは銀行を設立しマカオではカジノ事業に投資するなど、全世界に積極的に投資をしている。 マルハン企業は、日本全国に260店舗余りパチンコチェーン店を構えている。従業員は1万5000人余りに達する。

マルハンは、信用、努力、創意、奉仕をベースに'マルハニズム'という独特の企業精神を持っている。 マルハニズムは、会社業務を通じて多くの人々に人生の楽しみと快適な場を提供し、心と体をリフレッシュして明日を準備する源泉になれるよう努力しようとすることが骨子である。また、幸せで希望に満ちた明るく楽しい社会づくりに貢献していくことを経営理念としている。

マルハンは、社会貢献活動にも積極的だ。マルハンは、地域社会への貢献、健康生活環境の改善、スポーツの振興発展、芸術文化、韓・日交流国際支援事業など5つの分野を中心にした様々な社会貢献活動を行っている。 特に、マルハンはスポーツスターを支援するなどスポーツ分野の発展のために努力している。 現在日本国内でも、様々なスポーツ競技を支援しており、世界最高のフィギュアスケーターのキム・ヨナ選手を公式に支援している。

マルハンは、2020年までに会社を世界最高のエンターテイメント企業にするため新たな目標を提示した。最近、今後10年間のビジョンである'チャレンジ2020'を発表した。

チャレンジ2020の内容は、大きく二つに要約される。まず、パチンコ関連事業のビジョンである。マルハンのパチンコ関連事業のビジョンは△パチンコホール事業領域で進化を達成する△企業の最高の地位を維持しパチンコ店舗数で500店舗展開を実現する△新しいパチンコの創造に挑戦し新たな顧客創造、業界に躍動的な変革を試みる△企業関連周辺ビジネスの機会に挑戦するなどである。

新たな事業領域の挑戦にも乗り出した。マルハンは、新規事業への意思を固めている。

新規事業に関するビジョンでは、△パチンコホール事業に加えて売上高1000億円を達成する△環境の変化に適合した新しい企業、新しいサービス商品の開発をしながらパチンコ事業に続き、第2,第3の主力事業を10年以内に育成確立する△既存の事業については、迅速に収益性の強化を推進して事業自立の基盤を作る△総合レジャー企業を目指すなどである。

社会貢献活動も主要ビジョンの中の一つだ。マルハンは、△'企業の社会的責任'(CSR)を重要なテーマにして積極的な活動を推進する△社会が願う企業としての責任を最大限に遂行し、業界の真のリーダーとして積極的な参加と支援をする△世界の関心事である環境問題解決に積極的に参加し、地球温暖化防止、二酸化炭素の発生を減らすのに貢献する活動をするなどを社会貢献活動のビジョンとして最近宣言した。

ハン会長は、韓国への愛も格別だ。彼は10余年前程から現在の世界韓商大会が国家的行事になるまで各国にある韓国経済人らと着実に交流してきた。

彼は今年の東亜大学校発展基金に2億ウォンをはじめ、故郷の慶南泗川に50億ウォン規模の奨学財団を設立し、最近では慶尚大に3億ウォンの発展基金を創設した。


[sbs news元記事 2010-12-21 18:32]

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