
選手データ

| 2 永井あとむ(ながい あとむ) |
| [ポジション] |
DF |
| [年齢] |
17歳 |
| [生年月日] |
1992年8月5日 |
| [身長・体重] |
182cm 77kg |
| [出身地] |
千葉県千葉市 |
| [略歴] |
JSC CHIBA−FC東京U-15深川 |
選手インタビュー(聞き手・高橋正和)
−得意なポジション、プレーは
「ポジションはセンターバックか、サイドバックもたまにやっています。背が高いのでヘディングを武器にしています」
−身長はどれくらい
「今、身長は182センチです」
−チームでは一番高いのかな
「フィールドではたぶん一番高いです」
−小さいころから背が高かったの
「小学校の時からデカい方でした」
−背が高いとGKやセンターバックをやらされそうだけど
「そうですね。でも、小学校の時はFWをやっていて、だんだん後ろに下がってきたって感じです」
−FWの方が楽しいんじゃない?
「昔はそうでしたけど、でも今はディフェンスでも結構、(相手の)得点が入りそうなときに守ったりすることが楽しいんで、DFも好きです」
−具体的にどういうプレーが
「やっぱり相手のゴールキックとか、ロングボールをヘディングでバシッと返したときとか。後は、攻められていて点が入りそうなときに、ゴール前でしっかりクリアしたときとかは結構気持ちがいいです」
−サッカーを始めたのは
「小学1年のときです」
−どこのクラブで
「地元のフロインツというチームです」
−地元はどこ?
「千葉市の打瀬というところです。幕張の近くです」
−最初はFWだったんだよね
「フロインツのときはいろんなポジションをやっていたんですけど、小学5年のときにJSC千葉というチームに入ったときからFWをやりました」
−チームを移ったのは
「友だちに誘われたっていうこともあるんですけど、そのチームがいろんなところに遠征したりして楽しそうだったので。結構強いチームで、(全国大会を)狙うチームだったんで、そこにあえて行きました」
−小学生のときには優勝経験は
「全然なくて。全日本のときも3回くらいは勝ったんですけど、ベスト32くらいで負けちゃって」
−千葉県内ではトップクラスのチームなのかな
「そうですね。結構いいところに行ったんですけど」
−それで中学では
「FC東京の深川です」
−同じJリーグでも千葉や柏に行こうとは思わなかった?
「ジェフとレイソルも試験を受けて、ジェフは合格をもらっていたんですけど、でも千葉の県選抜で同じだった友だちがFC東京も受けるって言うんで、僕も受けてみようかなと思って、FC東京を受けてみました」
−FC東京に対する印象は
「千葉に住んでいたんで、最初はあまり気にはしてみていなかったんですけど、東京ダービーとかあって、おもしろそうだなって思って」
−東京ダービーっていうのはユース年代の?
「いや、トップチームです」
−サッカーを見ることも好きなの?
「見るのも好きです」
−あとむって名前はすごく印象に残るけど、「鉄腕アトム」が由来なの?
「そうじゃなくて。あまり由来とか詳しくはないんですけど。父さんが付けたっていうのは聞いています」
−名前の由来は
「説明してもらったことはあるんですけど、あまりよく分からなかったです」
−自分では気に入っている名前?
「一番最初に会った人でもすぐ覚えてくれるので、結構気に入っている名前です」
−では、小さいころにあこがれていた選手は
「小さいころっていうか、2006年のワールドカップのときからなんですけど、アルゼンチンのアジャラ選手ですね。小さいんですけど、ヘディングも強くて、アルゼンチン対ドイツのときに、コーナーキックからヘディングを決めて、それがすごく印象に残っていて、そこから好きになりました」
−2002年のワールドカップでは
「2002年だと、そのころはFWをやっていたんですけど…。あまり注目して見ていた選手はいなかったです」
−日本の選手では
「中沢選手(横浜M)を目標にしています。FC東京だと今野選手ですね。ポジションも近いので」
−1対1に強い選手が気になるのかな
「そうですね」
−今野のプレーを近くで見ることは
「はい、結構。試合を見たり、練習試合も見たりします」
−自分のプレーで、トップでも通用するかなと思う部分は
「トップの選手と試合(で対戦)したのは1回しかないんですけど、自分の武器はヘディングなんですが、まあ通用した部分もあるとは思うんですけど、あまり競り勝てなくて。相手に佐原選手(現川崎)がいて、ヘディングでバンバンはじき返したりしていて、やっぱりすごいなと思いました」
−背の高さでは変わらないんだよね
「そうですね。一緒くらいだと思いますけど」
−ヘディングで一番大事なのは
「タイミングとか。本吉コーチにも言われるんですけど、タイミングをしっかり合わせて飛んで、あとは高いところでヘディングすることを意識してやれと言われています」
−背の高さやジャンプ力だけじゃないと
「そうですね」
−今、一番の課題としているところは
「やっぱりポゼッションの部分はあまり得意じゃないんで、練習でも結構ポゼッションの練習はするんですけど、そういうところでしっかり意識してつなげるようにしていきたいなと思っています」
−ポゼッションがあまり得意じゃないのは
「たぶん、基礎的な部分と、ボールを持って(パスを出す相手を)探してしまうところがあるんで、前もって探しておくことを意識してやろうと思っています」
−探すことで一瞬遅れてしまうと
「そうですね」
−それ以外に取り組んでいることは
「1対1のときのステップワークとか。小さい相手とかスピードの速い相手はちょっと抜かれるときもあるんで、ステップワークを大事にしろっていうのをコーチ陣には言われています」
−小さい相手は苦手?
「そうですね」
−今の目標は
「やっぱり自分たちの代になったんで、スタメンを確保するということが一番の目標です」
−まだ試合を重ねてないけど、現状では
「(スタメン確保は)頑張り次第だと思います」
−U−18になってから公式戦は
「試合には出たことがないですけど、メンバーに入ったことは何試合かあります」
−将来の目標は
「やっぱりサッカーをやっているからには、プロ選手になりたいので。すぐにプロにはなれなくても、大学に行ったとしても、大学からプロになったりしたいと思っています」
−半年後にはトップに上がれるかどうかが決まるけど、今の自信は
「今のままではトップチームには上がれないと思います」
−相当に遠いなと思う?
「他の人より秀でているモノがあれば、まだ可能性はあると思うので、自分はやっぱりヘディングを磨いていきたいと思います」
−今までやってきた中で一番印象に残っている試合は
「中学3年のときの高円宮杯決勝トーナメント1回戦の柏レイソルとの試合です」
−どういう意味で印象に残っているの
「中学3年間で、レイソルにはあまり勝ったことがないイメージだったんです。中学3年のときの一番最初の公式戦がレイソルで、そのときは0−6で大敗してしまって、すごく悔しくて。最後の最後で決勝トーナメント1回戦で戦うことができて、前半0−3にされたんですけど、後半最後に4−3にひっくり返して勝てたことですごく印象に残っています」
−自分のプレーも良かったの
「そうですね。でも勝つことだけを意識していたので、自分のプレーはあまり覚えてないですけど。とにかく勝つことだけ考えていました」
−逆に、一番悔しかった試合は
「その高円宮杯の準決勝で、ヴェルディとやったときなんですけど、ヴェルディにも1回も勝ったことがなくて、最後のチャンスだったんで、それも勝つことだけに頑張ってやっていたんですけど、結果的に1−2で負けてしまったことが悔しいですね。みんなでもう1試合やりたかったです、国立で」
−これまでで代表や選抜で海外のチームと対戦したことは
「中1から2年にかけては、エリートとかには何回か選ばれていて、海外にもグアムや韓国、中国には遠征に行きました」
−外国のチームとやるのは
「やっぱり、特に韓国はファイティングスピリットがすごく強くて、絶対に日本には負けないって感じで、やっぱりガツガツ来る感じでしたね」
−そういう相手は得意では
「やっぱり燃えますね」
−見た感じは熱そうだよね
「(笑)。まあ、そうです」
−結構、ほえてそうな感じだけど
「試合中はそうでもないです。プレーでやっていけばいいかなと」
−頭にカーッときたりするタイプではないの?
「そんなことはないです。いらないファウルはしないようにしてます」
−自分の性格を表すと
「まあ、僕らの代は結構明るくて元気なんで、僕の性格としては、それを見守っているって感じです。たまに入っていくときもあるんですけど」
−印象とはちょっと違うね
「そうですか。一緒に盛り上がるときもありますけど…」
−今まで指導者から言われたことで印象に残っている言葉は
「今の深川の監督の長澤徹さんには『あとむはコツコツ、ひとつずつしっかりやっていけば絶対に結果は出るから、焦らずにしっかりコツコツやっていくことを意識してやれ』って言われて。何か、そうだなと思います」
−そういう地道なタイプなんだね
「そうですね。1つずつコツコツとやっていくっていう」
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