
選手データ

| 7 武藤嘉紀(むとう よしのり) |
| [ポジション] |
MF |
| [年齢] |
17歳 |
| [生年月日] |
1992年7月15日 |
| [身長・体重] |
176cm 64kg |
| [出身地] |
東京都世田谷区 |
| [略歴] |
バディSC−FC東京U-15深川 |
選手インタビュー(聞き手・高橋正和)
−得意なポジション、プレーは
「今は右サイドバックをやっていて、中学の時はずっとサイドハーフだったのでドリブルは得意です。体力もある方です」
−今の課題は
「ディフェンス面で、1対1でスピードのある相手の対応は、まだできてないかなって思います」
−高校に入ってから成長しているなと思うところは
「1年の途中くらいにサイドハーフからDFもやり始めて、最初はカバーリングとか全然分からなかったんですけど、DFとしてやらなきゃならないことは普通にこなせるようになりましたし、最初の方は全部が全部、オーバーラップに行ってしまっていたんですけど、行くタイミングとかが分かってきたような気がします」
−今、主力級で試合に出ているけど、2年生から出られる自信はあった?
「自信というより、1つ上の年代でやらせてもらっているわけなので、やらなきゃいけないなと」
−Aチームで試合に出るようになったのは
「プリンスリーグの初戦からです。その前の練習試合から少しずつ…」
−倉又監督からはどういうところが認められたんだと思う?
「たぶん体負けしないところと、攻撃参加だと思います」
−プレーの参考にしている選手は
「ポルトガルのボシングワ(チェルシー)。何かの試合で見て、タイミングとかドリブルとかうまいなあって思って。ディフェンス面でうまいというより、攻撃参加のタイミングとかミスが少ないところとか…」
−身近なトップの選手では
「長友さん。守備面でも強いし、攻撃面でもいいなって思います」
−サッカーを始めたのは
「4歳です。幼稚園にサッカークラブがあって、そこでサッカーを始めたのが最初です」
−地元は
「世田谷です。小学校にもクラブがあって、中学からジュニアユース(深川)です」
−周りにはJリーグのユースチームが多いけど、東京を選んだのは
「やっぱり幼いことから、FC東京のトップの試合を見に行っていたんで、入りたいなって。ユニホームを着たいなって思いました」
−小さいころというと、FC東京がJ1に昇格したばかりのころかな
「そうです」
−そのころにあこがれていた選手は
「佐藤由紀彦(現V・ファーレン長崎)さんとか、すごく」
−当時もサイドでプレーしていたの?
「小学生のころはずっと、前の方(FW)でした」
−今年に試合に出るようになって、今のチームの強さはどこだと思う?
「まずメンバーの層が厚いっていうこと。レギュラーメンバーとベンチメンバーの差がないっていうのはすごいなと思います」
−去年のチームと比べると
「去年より、今の3年生はプレーヤーとして、みんな個性豊かだと思います」
−具体的に言うと、
「阿部くんだったら、スピードとオーバーラップ。直くん(山崎)だったらテクニック、健太郎くん(重松)は体の強さとか、ボールが収まること。潤くん(山口)は裏への飛び出しとか優れていますし」
−自分もそういう武器は持ってる?
「ヘディングですかね。あまり負ける気がしないです」
−何か特別なコツがあるの?
「相手よりも先に飛ぶんです、自分のタイミングで。たぶん僕は滞空時間が長いんですよ。それで先に飛んでいれば、後から来ても体を入れられるわけですし」
−小さいころからヘディングは得意なの?
「中3くらいから、(自分は)強いのかなって」
−3年生と比べて、今の2年生は
「2年生はすごく仲がいいんで、すごくまとまりはあると思うんですけど、今の3年生と比べて(個々の)実力はたぶん低いと思うんです。チームとしては分からないですけど、個々の力はたぶん、僕たちの代の方が劣っていると思います」
−2年生の佐々木くんも廣木くんも、みんな自信を持っているけど
「雄磨(廣木)は代表に入って、自信というか、やっぱりすごいし。陽次(佐々木)は強がりなんですよ。キャプテンになりたいとか言っているんで」
−武藤くんはリーダータイプではないの?
「いや、そんなタイプじゃないですよ、全然。みんなで楽しんでやれればいいな、みたいな。盛り上げ役みたいな感じです。(3年生には)いじられますね、かなり」
−倉又監督からは
「まったく怒られないです」
−倉又監督はどんな監督?
「試合中にガミガミ言ったりしないで、ある程度は自由にプレーさせて、悪いところがあったら説明してくれるんですごくやりやすいです」
−具体的には
「最近、相手チームの中盤のマークの受け渡しがうまく連係が取れてないことがあって、そこを結構長く言われました。断定的じゃなくて、こうした方がいいんじゃないかみたいな」
−自分たちで考える余地を残してくれていると
「はい」
−今のチームの課題は
「流れが悪いときに、良くしていこうとみんな思っていると思うんですよ。でもイライラしちゃって、ミスとかに対する文句が増えて、悪い流れをいい流れに変えるのがちょっと遅いかなと思います」
−クラブユース決勝のC大阪戦(延長戦の末に惜敗)は
「あの時は、イケイケで取りに行くぞって感じだったんですけど。(クラブユース1次リーグの)G大阪戦は最初に失点してしまって、そこから流れを持っていくのに時間がかかって、ラストで追いついたんですけど、逆転できなかったんです」
−うまく切り替えられていたら
「もっと取れたと思います」
−高円宮杯、Jユース杯での目標は(インタビューは高円宮杯前)
「チームとしてはやっぱり優勝したいです。個人的には、もっと攻守において、チームの武器になれるようになりたいです」
−将来的な目標は、やっぱりトップに昇格すること?
「はい、目標は」
−行けそうな感じ?
「いや、全然分からないです」
−トップの選手の力を実感する場面もあるのでは
「はい。この前、練習試合をした時に、草民くん(田辺)のボールの持ち方がうまいなあって思いました」
−プロへの道のりは険しいかな?
「まだまだ努力しないといけないですし、トップの選手は1人ひとりが武器を持っていますし、1対1が強いですね。自分も、もっともっと強くなっていかないとと思いました」
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