添田町は9日、現行の3課を7課4班とする機構改革案を12月定例町議会に提案する方針を明らかにした。課設置条例改正案として来年4月施行を目指している。可決されれば04年以来7年ぶりの機構改革となる。
現行の総務課から企画財政課、住民課からは保健福祉環境課をそれぞれ独立させるほか、事業課を、建設課と住環境推進課、観光・農林業に特化した地域産業推進課に3分する構想。また、資質向上を図る職員研修班や法制情報公開班など4班を特別プロジェクト班として設置し、班長に課長級職員をあてる。
寺西明男町長は「現行体制は少数の管理職に業務が集中し、各課内でも情報共有面など円滑な行政運営に支障が出ていた。町民ニーズを的確にとらえ、スピードある行政運営を実現したい」と話している。【林田雅浩】
〔筑豊版〕
毎日新聞 2010年12月10日 地方版