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福岡・太宰府の車衝突転落:「乗用車側の過失致死」前方不注意など可能性--県警捜査

 福岡県太宰府市で乗用車と衝突したワゴン車が池に転落して7人が死亡した事故で、福岡県警筑紫野署が、乗用車を運転して死亡した男性(26)について、自動車運転過失致死と道交法違反容疑で捜査していることが捜査関係者への取材で分かった。衝突現場や車の破損状況から、男性の前方不注意などの過失のためワゴン車にぶつかった可能性が高いとみている。

 同署によると、乗用車の左前部がワゴン車の右側面に衝突した勢いで、ワゴン車が左前方の転落防止柵をなぎ倒しながら池に落ちた可能性が高いという。

 同署は、乗用車の男性からアルコールが検出されず、特に悪質な運転をした形跡もないため、危険運転致死傷容疑の適用は検討していない。男性は近くのガソリンスタンドに車を止め、ワゴン車の人たちを救助するため池に飛び込んで死亡したとみられる。

 一方、乗っていた6人が死亡したワゴン車についても、定員7人を超えて生後6カ月の男児を含む9人が乗車し、チャイルドシートも装着されていなかったことから、道交法違反容疑で調べている。【川名壮志、関谷俊介】

毎日新聞 2010年12月28日 西部朝刊

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