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【国際】

ロ政府批判…毒盛られた? 夫妻の血液から水銀

2010年12月28日 夕刊

 【ウィーン=共同】ドイツ在住のロシア人ジャーナリスト夫妻の血液から高濃度の水銀が検出されたとの報道があり、ドイツ検察当局は二十七日、夫妻が毒を摂取させられた可能性も視野に捜査していると明らかにした。

 夫は旧ソ連国家保安委員会(KGB)の元大佐で、妻と共にロシア政府を批判していた。DPA通信などが伝えた。

 ビクトル・カラシニコフ氏と妻マリナさんで、ドイツ誌フォークスが今月、大学病院での検査の結果、血液から通常の数十倍の水銀が検出されたと報じた。ビクトル氏は「KGBの元同僚らから脅迫を受けていた」と語った。

 夫妻は五十代で、一九九〇年代後半からフリージャーナリストとして活動し、ロシア政府の対チェチェン政策などを批判していた。

 

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