2005年04月28日

「井の中の蛙、大海を知らず」には続きがあった

050fd4d7.jpg日本に根付いていることわざの中でも「井の中の蛙、大海を知らず」はポピュラーなもだ。「井の中の蛙」までで使われることも多いこのことわざには、実は続きがあった。「井の中の蛙大海を知らず、されど、空の深さを知る」これが日本で付け加えられて出来たことわざだ。さて、そこでまずは井の中の蛙の意味を整理しておこうと思う。

【井の中の蛙(かわず)大海(たいかい)を知らず】
狭い世界に閉じこもって、広い世界のあることを知らない。狭い知識にとらわれて大局的な判断のできないたとえ。井の中の蛙。井蛙(せいあ)大海を知らず。
はてなダイアリーより)

この言葉は中国の荘子が伝えた言葉で、原典は秋水篇にある寓話が元になっており「井蛙不可以語於海者、拘於虚也」が「井の中の蛙大海を知らず」の元といわれている。
寓話の内容について簡単に説明すると・・・

『井戸のふちに足をかけていた蛙が、海に住む亀にこう言った。「ボクはこの古井戸に住みながら青空を眺めることもできる。君も入ってみなよ。」しかし亀は「井戸の外には君の知らない大きな大きな海があるんだ。私は狭い井戸になんか入りたくないよ。」と返した。蛙は自分の知らない世界があることに驚き、亀は蛙の知る世界の狭さにあきれたとさ』

ここからこのことわざが生まれたのだが、その後日本で「されど、空の深さを知る」という言葉が付け加えられたそうだ。意味としては、見聞を広めれば広い世界を知り、浅く知識をつけることが、一つの場所にとどまるところで、より深い知識を得ることが出来るという事なんだそうだ。おそらく荘子の寓話の中から生み出された続きなんだろうと思う。。しかし逆に島国根性丸出しの日本人の屁理屈のように聞こえなくもないが、同時に一利ある話だとも思える。

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Posted by doorsjapan at 15:26│Comments(7)TrackBack(0)

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この記事へのコメント
ちょっと救われました(笑
Posted by 和田 at 2009年01月21日 04:37
>絣九醇号т幻冴ユ篋冴絮絮

絎莊泣ユ茵紊у純筝筝障с筝c
Posted by at 2009年02月17日 19:47
意味としては、見聞を広めれば広い世界を知り、浅く知識をつけることが、一つの場所にとどまるところで、より深い知識を得ることが出来るという事と言う事ですが、私が聞いた話によると、狭く閉ざされたところにいるからこそ、大空にたとえられる世界を知る事ができると教わりましたが、いかが思われますでしょうか?
Posted by ミルフィー at 2010年02月14日 23:51
井の中の蛙、大海を知らず。されど、空の深さを知る。 この意味は、「見聞を広めれば、広い世界を知り、浅く知識をつける事が、一つの場所に留まる事で、より深い知識を得る事が出来る」 となっていますが、これはとても深い、まさに私の人生と重なっているのでは?と考えてしまうのです…… あちらこちらに出向いて色々な事を学んだり見聞を広げる事は、良い事だと思いますが、一つの事を深く根気よく続けていく事で、益々その奥の深さが見えて来るのです。 そして、その事を究極まで極めた時、周りからの信頼、自分への誇りが得られるのだと…… 私のしている事は、まさに「井の中の蛙」ですが自分に自信を持って生きています。
Posted by にゃー<emoji:cat> at 2010年05月28日 03:42
島国根性丸出しと言いますが、大陸根性丸出しなのとどっちが上等なんでしょうかね。
広い世界にこぎ出すと言えば聞こえはいいですが、大概、他人の住所を荒らし回っただけですけれども。
Posted by t at 2010年08月25日 20:43
カエルは空に恋してるのかと思ってた。。。
Posted by キャプテンピーター at 2010年09月06日 15:00
負け惜しみの言葉としかとれません。
それが言えるのは、圧倒的な専門知識を持っている人だけです。
Posted by potter at 2010年09月18日 23:09