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DV加害男性の電話相談、神奈川人権センター「孤立防ぎ抑止を」/神奈川

2010年12月27日

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神奈川人権センターで行われた男性のための電話相談=横浜市内

神奈川人権センターで行われた男性のための電話相談=横浜市内

 配偶者や恋人間での暴力、ドメスティックバイオレンス(DV)に悩む男性の電話相談を行っている神奈川人権センターが26日、今年最後の集中相談を実施した。

 「女性からの相談を受け入れる態勢は随分整備されてきたが、加害者か被害者かは別にして、男性がDVを相談できる場所が極端に少ない」。同センターが男性を専門とした電話相談を開始したのは今年7月。毎週月曜日に実施し、計25件の相談に乗ってきた。

 この日は20年以上にわたりDVの相談員を務めてきた50代と60代の女性らが対応した。2人は「特に加害男性は公的機関に行っても取り合ってもらえない。どこへ行けばいいのか分からず、さらに追い込まれていく」と指摘。「加害側にも必ず言い分はある。それに耳を傾け、孤立させないことが次の被害を抑止することにもつながる」と話す。

 加害相談の電話は冷静な人がほとんどだといい、「頭のどこかで、やってはいけないという意識がある。それを第三者がきちんと指摘し、自分の状況が分かれば変われるはず。この電話相談がそのきっかけになればうれしい」と語る。

 相談のうち、加害者と被害者の割合はほぼ半々だった。相談員は「被害者もけっこう多いのに驚いた」と語る。県の配偶者暴力相談支援センターでも男性の被害相談を受け付けているが、あまり利用が進まないのが現状という。

 同センターは「加害者、被害者にかかわらず、一人で悩まずにまずは電話を」と呼び掛けた。来年1月10日以降も毎週月曜日、午前11時から午後4時まで受け付ける。連絡先は電話045(772)8040。


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