2010年12月28日19時13分
――原因に関して酒癖と言っているが、酒癖の悪さが出る根底はたとえば、舞台の厳しさとか、どう考えるか。
ただ僕がお酒を飲んでしまうと酒癖が悪いというだけです。量が多かったり、楽しいという延長線上そのような行動をとっていたということを聞かされ、認識しているという状況です。
――自分と周りでは認識のずれがあった?
そうですね。一般の方の認識と僕の認識ではずれがあったと思います。
――前回の会見で、トラブルの一因が自分にあった、暴力行為があったのではと聞かれて明確に否定した。当日も記憶はあいまいだったと思う。あのときなぜはっきり否定してしまったのか。
それが本当だと認識していました。あのときはうそ偽りなくそう思っていました。しかしそのあと時間がかかって警察、検察の方にいろいろ聞かされ、こうであったのではないかと言われ、記憶をたどっていったところ、そういう可能性もあったのではないかと現実として思っているということです。
――あのときは酒席でのことはすべて記憶している、わかっていると思っていたのか。
すべてではないが、そういうことはなかったと思っていました。暴力を振るったことはないと思っていました。
――捜査側からこうであったのではないかと指摘されてそうではないかと思うようになった。具体的に「こう」とは例えば。
当初、このあいだの会見では話せなかったが6階と11階という問題がありました。私の記憶では、最初は11階に行きまして、そのあと6階に下りて6階でそのようなことがあったのではないかと記憶していました。あのときの会見ではその記憶が根底にありました。しかし警察のご意見で、本当に6階だったのか、11階に行ったことはないですか、私は記憶になかったですという会話がありました。しかし、さらに11階に上っただろうという証拠があると言われました。具体的に何かは言われません。しかしそういうことを聞いているうちに、11階に行ったかもしれないと思いながらも、相手のおっしゃっていることが本当にすべてかと考えました。夜ひとりになってよく思い出したところ、6階ではなかったかもしれない、11階に上がったという記憶があるなと思い出しました。そういう記憶をたどると11階に戻った、そしてどういう会話をしたかと言われ、それは本当にそのことを言ったのかと考え、私としては11階に上がったということが事実としてあると認識せざるをえない。そういうことが様々ある中で、警察、検察がおっしゃっていることももう一度思い出させて頂きましたという会話があったことは事実です。