官公庁の仕事納めとなった28日、広島市中区の広島県庁では職員が仕事の合間に掃除や書類整理をして2010年の業務を締めくくった。1月4日の仕事始めまで、年末年始の休みに入る。
新産業課では職員15人がほうきで床を掃いたり、蛍光灯や机のほこりを雑巾で拭き取ったりした。天野清彦課長は「知事の実質初年度で忙しい1年だった。来年は今年練った政策を実行に移したい」と話していた。
県内の経済は一部に持ち直しの動きがあったものの、雇用情勢は大学の新規卒業予定者を中心に厳しさを増している。県雇用人材確保課の岡本泰宏課長は「年明けからも中小企業と大学生をつなぐ機会をつくっていきたい」と気を引き締めていた。
【写真説明】仕事納めを迎え、職場を掃除する広島県職員
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