広島市中区の長橋麻貴さん(21)の漫画作品が、小学館の「IKKI新人賞」を受賞した。今春まで週一回、中国新聞ホームページ(HP)内のコーナー「しぐまΣらいふ」に4こま漫画を投稿し続け、腕を磨いた。本格デビューへ向け、さらに創作に熱を込める。
受賞作は「長橋貴弘」のペンネームで描いた「青と鳥」。実家の農業を手伝う男性と、画家を目指す女性が古里の農村で交流する姿を、丁寧な描線で表現している。
愛媛県今治市出身。小学6年から漫画を描き始めた。広島市内の専門学校入学後、出版社への投稿を始めたという。描きたい風景や構図をイメージした後、それに合ったストーリーを考えていく。発売中のIKKI2月号に受賞作が掲載されている。
中国新聞ウェブサイト上では2009年6月〜10年3月まで広島の見どころを紹介する漫画を執筆した。
【写真説明】受賞作が掲載された雑誌を手に、次回作への抱負を語る長橋さん
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