健全な国民社会を実現する運動短信(旧『国民主義』)

健全な国民社会を実現する運動 − 略称「国民社会運動」

新年を迎える覚悟を!

【年末】
 大晦日、元日、仕事を休めない方もいます。私自身、以前の会社に勤めていた時も年末年始ほど忙しい時期はないという具合で、毎年年末年始は事務所に詰めておりました。国際化の波を受けて勤めていた会社が事業を縮小せざるを得なくなり、私は退職し、僅かばかり上積みがあった退職金でしばらくは気ままに過ごしましたが、その後は、なかなか安定した仕事にはつけず、多くが年末年始も休めない仕事ばかりです。
 ただ、一年半ほど大手電気メーカーで事務職の派遣社員として仕事をしてた時の年末年始は爽快でした、一斉に工場全体で大掃除をして会社の体育館にあつまり会社から振舞われた酒を飲んで、日頃喧嘩ばかりの事務職・技術職・正社員・派遣社員の分け隔てもなく皆で仕事納めをしました。戦前からの続く大手企業だけの事はあって、工場も事務室毎に神棚がある日本的な社会でした、年始には工場の自主消防団の出初式も行われ、日本的経営というのが如何に社会的経済活動であり、ありとあらゆる職種、事務職・営業職・技術職・研究員などが一つの「仲間」として仕事をこなしているという実感がありました。
 サラリーマン時代は米資系メジャー企業の関係の会社でメジャーのOBも多く、米国式経営を踏襲したものであったので、米国的経営もそれはそれで良い所もあったのですが、端的にいうと米国式経営は「強い」「賢い」「合理的」であり、アングロ・サクソン人種の冷静な賢さというのは勉強になりましたし、決してアングロ・サクソン人種の「強さ」は侮るべきものではなく参考にしなければなりませんし、彼らの技術・戦略は私達日本人が友好関係を結ぶ理由に成り得る価値あるものと考えています。しかし、日本の企業が持つ一体感の様なものはあまり感じた事はありませんでした。
 「社会人」といえば、自分で稼げば社会人という安易な理解もありますが、米国企業の下請け会社に勤めていた時の方が年収も相当多く、安定していましたが、社会性に関して仕事に絞っていえば、個人個人が各ポジションを守っているという程度の連帯感しかなく、飲み会やレクリエーションで自分達の孤独感を補っていたように思います。それに対してやはり戦前からの大手日本企業というのは、社会性があった。私は派遣社員として一時働いただけでしたが、上京してきた者の連帯感というか、幹部から最下層の新人工作機械オペレーターに至るまで一つの仲間が力を合わせて国際競争を戦っているという実感がありましたし、私は事務方に属し、技術系の方からは「これ以上にない」という位厳しく言われたものですが、本社から「派遣社員削減」の通知が来た事を知った彼らは、初めて寂しそうな顔を見せたのを覚えています。正社員/派遣社員の間も同じで、「契約期間は年度末までですから」とお断りしましたが、正社員の同年代の方々は私の送別会をやろうとも言って下さいました。
 余談ですが、国民社会運動の仲間には、奇遇にも後で気付いた事ですが、その日本企業で同時期に働いていた者もいます。製品を作るのは米国企業が優れています。しかし日本的企業は社会を作るものでもあります。休めるなら休むのも良い事だと思います。
 
 話が反れましたが、年末になって急に、あの時の仕事納めの情景を思い出したので書かせていただきました。このブログは正式に「健全な国民社会を実現する運動短信」としています。「『社会』は左派系と勘違いされる。『国民』は『民族』などと比べて曖昧」と言われる事もありますが、国民社会運動は社会人による社会的運動として「働く国民主義運動」を堅持します。なお、未だ当選していない議員や托鉢中の僧侶、就職や学者を目指す学生、祭祀に関わる家計も勤労者であると我々は見なしますし僧侶など特殊なものを除き「社会人」であると見なします。真の国民とは日本人であって日本国籍を有する愛国者である事は勿論、社会人(市民性)を持つものでなければなりません。プロの市民運動家などというのは、社会福祉活動などの例外を除き誤りであると考えます。本当に社会運動家を目指すのであれば、自ら働き、蓄えで社会改革を目指すか、議員などの公的な代弁者を目指すのが本来のあり方です、私の曽祖父が地方の議員であった時代(明治)は公的な職務である議員ですら自らの資産を投げ出して村の為に貢献するのが政治家の職務であったと聞きます。
 現在の国民社会運動は前者に該当しますが、やはり勤労者として働いて家計を維持した上で活動を展開しています。課税対象にならない程度の寄付はありますが、撮影機材の購入費・ゼミ会場費だけで全て使い切りました。運動をやっていると交際費や交通費、衣装代なども費用として計算しなければ苦しいのは実感として感じますが、今のところそれらは私費で賄っています。
 ただし、「社会」に関しては、私の祖父が村議会議員であった頃の村として県から無人島を取り戻した村社会的運動を高く評価している事も理由の一つである事を否定するものではありません。

 いづれにせよ、今年は、色々と有りました。特に自分として重大な判断を突きつけられた年でも有りました。私達は「極左に反対する」という理念の下、社会破壊勢力である「極左」への警戒を訴え続けて来ました。いわうる「行動する」などと行動を伴にする四年前の私のSNSでの発言には「保守陣営の極左の浸透が進んでいる可能性がる」という危惧が書き連ねられています。私達は力を合わせて、まだそれほど浸透の度合いは高くないと思われた保守陣営というよりは、非保守の社会運動への極左浸透に関して批判する活動を展開してきました。例えばカルデロン事件では、私達は再三に渡り街頭活動を行い、去年フィリピン大使館に極左利権とカルデロン問題の関係に関して警告する書面を提出しました。
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(参考:国民社会運動が二月に申し入れ書を提出した後のフィリピン政府の発表:両者共現地報道) 
http://www.gmanews.tv/story/152403/DFA-to-help-Pinoy-family-facing-Japan-deportation
http://www.mb.com.ph/node/198570

フィリピン政府の対応は、良識的なものだったにも関わらず、日本のマスコミはこの事に全く触れようとせず。私達は埼玉県蕨市でのデモンストレーションを行う必要を感じました。しかしながら、大規模デモンストレーションを行うような運動の広がりは当時の私達には無く、様々な団体に協力を求めたところ「在日特権を許さない市民の会」代表の桜井誠氏がこれを快諾し全面的に「在日特権を許さない市民の会」主導で実施して下さいました。
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※あえて書きますが、以前私も参加していた運動の代表が「在日特権を許さない市民の会」について「決別宣言」の様な記事を自身のブログで公開した事があります。これは御自身の考えもあり、本人が信念に基づいて行った事であるので、非難するものではありませんし、個別の問題では連携しても、主旨に異なる部分があるのは事実でありますので、一つの判断として尊重します。しかしながら私は、異なった理念を持つ別な団体であるので個別の問題では当方の理念の正当性を主張したり、至らなさを指摘する事もあるのは事実ですが、私は勿論「当運動は最も優れたものを採用する。したがって当運動の見解は最良でなければならない」という信念の枠内ではありますが、「在日特権を許さない市民の会」を肯定的に捉え支持する姿勢を保っています。勿論、当運動の理念がより優れており、相手はその点は至らないと指摘したり、別な運動であるのだから当然、「個人的な関係である」と位置付けたりする事は当然ありますが、決して「在日特権を許さない市民の会」を否定するものではありません。勿論、馴れ合いではいけないので、中村個人として面識のある桜井氏や八木氏を支持するという表現に留めるだけの話です。若干主旨が異なり、運動としても異なる文脈に属する私が、在特会の方針を少し位、批判したところで否定的と考えるのはあまりにも短絡的です。

 さて、その様に、社会運動に浸透する極左の問題に取り組もうと努力を重ねる中で、非常に身近なところに極左工作員がいた事を突き止めた事は、「行動する」に参加する前からの義務感を満たすものであったのか、若しくは、不幸であったのか、それは今のところ分かりません。当初は「あまりにも近い人物であったので公表は出来ない」という考えすら浮かびましたが、「ゴロツキに妥協して北朝鮮や中国と戦える訳が無い。まず目の前にいる親朝鮮派/中共派と戦う事が必要だ」と普段から言っている私がその様な事が出来るはずもなく共産主義浸透の実態として粛々と通常活動の一環として公表しました。やはり、身近に来て懐柔されると不問に伏し、自らに降りかかる災を逃れようという考えは誰しも持つことですが、「社会の不正義に勇気を出して声を挙げよう!」と訴える我々がそうであったなら、保守運動はただの飾りになってしまいます。北朝鮮や中国共産党(毛沢東派)と戦うのに核武装や憲法改正など武器を求める説を良く聞きます。しかしながら私達に足りていないのは武器ではなく、身近なところまで来て扇動し、社会を混乱に陥れようとする朝鮮/中共の手下どもに「お前らがやっている事は不正だ!」と声を挙げる勇気すらないのでは、核武装があろうと、軍備に関する法整備が有ろうと役に立たない武器でしかないのです。竹島問題をみればそれは象徴されています。我々に足らないのは武器ではなく勇気なのです。

 国民社会運動は、身近に我々も気付かない問題を抱え、自分達もなぜ周囲が「まるで胡散臭い」といわんばかりの態度を取るのか、一時は困惑していました。国民社会運動に関しては日本原住民の勤労者のみで形成された国民的・社会的運動であり、主義主張は運動家というより、サラリーマンや公務員などの大衆に受け入れられるものであるのにも関わらず「なぜ胡散臭いのか?」という問題は、交友関係を見直す事で解決されました。正直、あまり詳しくいえませんが、以前は「まるで極左学生運動の関係者と思われているのか?」というくらい公的機関からの接触がありました。問題の人物を指摘した後は「中国共産党系工作活動」について何か情報を持っているかと、何処とはいえませんが、問い合わせが複数ありました。勿論外患(含共産主義)に関する事で知っている事は全て答えました。保守運動に関しては「隠す事は何もないが、民間の思想/政治運動に調査だけだとしても、公権力が介入すべきではない」と答えました。私は基本的に誰が来ても答えられる事は答えます。答えるべきでないものは答えません。嘘を言ったり誤魔化したりはしません。国民社会運動は極左革命運動や、マフィア的な非公然の運動ではなく、大衆に開かれた公然の運動なのであり、公然の情報公開を持って「公安のスパイ」などと断定するのは論外です。なぜなら、私は金も貰わず、頼まれてもいないのに「いかに極左や朝鮮人が悪事を働いているか」を官庁などに陳情に行ったりしていますし、聞かれれば無償で情報提供します。自らの国を守る為に民間/官庁を問わず告発する行為が「スパイ」に当たるなどというのは本末転倒であり、民間自主防衛活動の一環として評価されるべきものです。
 本当のスパイとは、国家や行政機関などを敵視し対立を助長し、既存の保守運動を「綺麗事保守」などと断定し、国民を分断させ、敗北主義を撒き散らし、社会秩序を破壊し、本当の敵である中共・朝鮮の手下共産主義革命運動などに利を与える利敵行為を行って来た者こそ、そう言われるべきです。
 国民社会運動は、民間にも官庁にも隠し立てするところのない公然の運動として活動を続けます。社会的/政治的運動である以上は手段としての権力獲得運動を否定しません。議会主義に反対しても君主主義的議会運営を実現する為、当運動は、議会への進出も視野に本格的に稼動しました。




【年始】
 年始の活動としては、国民社会運動は各自の家庭や、仲間と住吉神社に参拝する事を推奨します。住吉神社は住吉三神と神宮皇后をお祭りする神社でありますが、三韓征伐の神勅を下した神、三韓を征伐のののち、そのまま内乱を平定した神宮皇后を御祭する神社であり、清和源氏武士団発祥の地でもあります。また元寇の際には戦勝祈願が最も盛大に行われたのがこの住吉神社であり、北朝鮮との対立の解消、竹島の武力奪還、国内極左革命勢力の一掃、武士団精神の復興など「戦う国民主義」を掲げる国民社会運動の聖地でもあります。
 今回は企画はしません。村社会、地域社会、家庭、親族などの伝統社会の結束を高める為にできれば家族や親戚と参拝してください。残念ながら私は帰郷する時間がないので、こちらで気の有った仲間と一緒に参拝する事にします。また元日から運動は始まっており、日野市ではある保守系の議員が、拉致問題の解決を求める署名活動を行うそうなので私もそちらの応援に行きます。



【追加】
 本日、情報公開を求めていた横浜市から拒否の連絡がありました。中区のフィリピン人向けの生活保護費の総額の公開と保護課課長による説明を求めていましたが、全く誠意ある回答を得る事はで来ませんでした。この問題に関しては先日友好団体の方々とも話し「在日特権を許さない市民の会」と「日本の自尊自衛を取り戻す会」は概ね協力してもよいというような回答であったので年明けから細部を詰めて、旧「行動する」の仲間達と共同で行動を起こしたいと考えています。



【余談】
 先日、維新政党・新風神奈川の溝口代表、川久保前代表と少し話しました。川久保さんは先日少し体調を崩されましたが、精密検査の結果、ほとんど問題もないそうで、顔色も良く、お元気そうで安心いたしました。ちょうどその場に鈴木次期党代表もいらっしゃったので御挨拶をさせていただきました。前回の参議院では新風は出馬断念という残念な結果にはなりましたが、鈴木氏も以前に増して貫禄が出て人物を見る限り、新風自体にはしっかりしたものがあると感じました。注力する重点に関しては当方とは若干の差異を生じましたが、新風にも私は期待しています。会や団体を抜けたり、違う会や団体に所属しても私達の目的が「会」などではなく「日本国家の復興」である事に変わりはありません。
 また、12月25日付けの国民新聞に川久保さんの女系天皇論に対する反論が掲載されています。興味のある方はぜひ読んでみて下さい。国民新聞は山田さんという方が発行している有料紙ではありますが、日本会議の方々などに好評で、日本会議の集まりに行けば誰か購読者の方がいらっしゃいます。(一度くらい読み終わったのを貰っても山田さんは怒らないと思います)



(かなつい)




【予定】(事務局より)

平成23年上旬 国民社会研究会 第三日曜日ころ(詳細未定)

平成23年上旬 横浜市に外人生活保護問題情報公開を求める活動(詳細未定)

平成23年上旬 神奈川外人生活保護裁判控訴審(未定:東京高等裁判所)

平成23年5月 5月1日は共産系労組の日ではない。メーデーのボリシェビズム独占を許さない街頭活動(企画中)

平成23年8月 生麦行列(企画中)





【報告】(事務局より)
平成22年1月18日、金子吉晴議員は事前に申入書を提出の上、神奈川県に説明を求め­る為、県庁を訪問。国民社会運動のかなついも氏の呼び掛けに応じて同行した。その際の映像を高画質版として再掲載。


民主党上層部の欺瞞性を非難した演説の高画質版を再掲載しました。



12月5日のクリーンかわさき連絡主催街頭活動でのかなついの応援演説を公開しました


12月5日のクリーンかわさき連絡会の高橋賢一氏の演説を公開しました






※以前の動画については「国民社会ニュース」で御覧下さい。
nsnews.jpg


         
  1. 2010/12/28(火) 15:02:54|
  2. 中村かなつい
| ホーム | 近況報告22.12.23>>

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