横領教諭、免職　給食費など４１万円

県教委は２７日、延岡市立中学の男性教諭（３６）が、生徒延べ１３人から預かった給食費や副教材費などの徴収金計４１万６２００円をパチンコなどの遊興費にしたり、自宅の荷物に紛れさせたりして横領するなどしたとして、懲戒免職処分にした、と発表した。全額弁済を理由に刑事告発はしないという。

　県教委によると、この教諭は２００８年１０月に１万３千円、０９年９月に３万２千円を横領し、校長から注意を受けて会計担当から外れたが、今年５〜８月にも２４万８千円を横領。今年４〜８月には１２万３２００円を預かったのに覚えておらず、自宅から見つかることもあったという。

　今年８月、集金袋が戻ってこないことから、保護者が学校側に連絡し、発覚した。教諭は「反省している」と話しているという。
　県教委は、０８、０９年度当時の校長（５６）が、この教諭の横領を県教委に報告していなかったため、減給１カ月（１０分の１）にし、現在の校長（５４）も戒告処分とした。