海老蔵さん殴打事件 男を起訴
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海老蔵さん殴打事件 男を起訴

12月28日 15時14分 twitterでつぶやく(クリックするとNHKサイトを離れます)

歌舞伎俳優の市川海老蔵さんが東京・港区のビルの飲食店で殴られて大けがをした事件で、逮捕された27歳の男が、28日、傷害の罪で起訴されました。

起訴されたのは、東京・杉並区の伊藤リオン被告(27)です。起訴状などによりますと、伊藤被告は、先月25日の午前5時すぎ、東京・港区西麻布のビルの飲食店で、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんの顔を殴ったり体を蹴ったりして2か月の大けがをさせたとして、傷害の罪に問われています。警視庁の調べに対して「海老蔵さんの言動が頭にきて1人で殴った」と、起訴された内容を認めているということです。この事件で、海老蔵さんは「同席していた暴走族の元リーダーが酒に酔ったので介抱していたら、仲間に一方的に殴られた」と説明したのに対し、元リーダーの関係者は「トラブルのきっかけを作ったのは海老蔵さんのほうだった」と主張していました。警視庁がこの元リーダーから事情を聴いたところ、「海老蔵さんから手荒な介抱を受けたが、殴られたり、酒を無理やり飲まされたことはない」と説明したということです。警視庁は、店の関係者などからも事情を聴いた結果、伊藤被告がビルの11階の会員制の店で海老蔵さんを一方的に殴ったことが裏付けられたとしています。これを受けて、東京地方検察庁は、逮捕状が出たあと逃亡していたことや、海老蔵さんのけがの程度などを考慮して、起訴する判断をしたものとみられます。