県警捜査3課と田川、飯塚、八幡西署の合同捜査班は22日、窃盗などの疑いで逮捕した飯塚市菰田、住宅設備業、前嶋信二被告(33)=窃盗罪などで起訴=について、捜査を終結したと発表した。05年から9月まで、福岡、佐賀、大分3県で129件の窃盗容疑を確認し、被害総額は2000万円を超すという。うち、3件を同日までに窃盗容疑などで田川区検に送検。さらに4件を近く追送検する。
送検容疑は、5月1日、築上町の男性(51)方から現金61万円と金庫など8点(時価80万円相当)を盗んだなどとしている。
3課などによると、前嶋容疑者に関し、田川市郡のほか行橋市や豊前市、大分県日田市、佐賀県神埼郡などで未遂19件を含む128件の窃盗と住居侵入の疑いを確認。いずれも農村部の一戸建てを狙い、無施錠のトイレ、風呂場の窓から侵入する手口だった。調べに対し、被害金はパチンコやオートレースで使ったと供述しているという。
〔北九州版〕
毎日新聞 2010年12月23日 地方版