鹿児島興業信用組合(西田輝樹理事長)は24日、大崎支店営業係の男性職員(30)が顧客から預かった預金など計約217万円を着服流用したとして懲戒解雇した、と発表した。処分は11月10日付。
鹿興信によると、職員は09年11月~10年10月の間に計37件、顧客から預かった金の入金処理を行わずに着服したり、補填(ほてん)するために同様手口で流用を繰り返していた。10月初旬、不審に思った顧客から相談があり内部調査で発覚した。金は親族の借金返済やパチンコ代に使ったという。
総務部は「不祥事件を題材にしたDVDを見せるなど徹底した職員教育をする」と話した。【川島紘一】
毎日新聞 2010年12月25日 地方版