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着服の幹部懲戒解雇 宮城・大和あさひな農協

 あさひな農協(宮城県大和町、佐藤政悦組合長)は13日、農機具の架空発注を繰り返して代金を着服した男性幹部(54)=大郷町=を懲戒解雇処分にしたと公表した。着服額は、当初公表の450万円から倍増し、総額897万円だったことが判明した。
 あさひな農協の調査に対し元幹部は「酒、ギャンブルなど遊興費に使った」と話しているという。元幹部は11月末までに全額を弁済した。
 農協は、住宅ローンなどの名目で元幹部に融資している元本残高1423万円の繰り上げ返済も求めている。また、元幹部の直属の上司ら4人を3〜1%(1カ月)の減給処分とした。
 刑事告訴は見送った。佐藤由一常務は「弁済の約束を守ってもらえればいい」と説明。元幹部の氏名についても「名前をさらせば世間から罪人扱いされ、融資の返済にも影響する」(佐藤常務)との理由で公表していない。
 農協によると、元幹部は農業機械課長だった2009年8月からことし6月にかけ、田植え機など中古農機具を購入したと偽った架空発注を6件行い、架空の業者名で開設した口座に現金を振り込ませた。


2010年12月14日火曜日


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